芝浦工大の挑戦
2015-09-02 12:00:04

芝浦工大がプロジェクションマッピング教育を実施し成果を発表

芝浦工業大学で、学生たちがプロジェクションマッピングの技術を学び、その成果を発表するイベントが開催されます。このプロジェクトは、VR学会により推進され、表技協の提供で実施されるカリキュラムの一環として行われています。

これまで国内の大学ではプロジェクションマッピングに関する体系的な教育があまり行われていなかったため、芝浦工業大学が行うこの試みはとても珍しいものです。約50名の学生が、基礎から応用までの講義を受け、実際に映像制作やテスト投影を経験することで技術を磨き、9月10日に行われる第20回日本バーチャルリアリティ学会大会懇親会で成果を披露します。

学生たちは、この4日間の講義と3日間の実習を経て、プロジェクションマッピングの基礎的な技術を体得。これにより、学生による映像投影が行われることとなり、バーチャルリアリティ研究者だけでなく、地域住民や一般の方々にもその成果が広く公開される予定です。

近年のプロジェクションマッピングは多様な形で実施されていますが、その技術や知識が十分に共有されているとは言い難く、質の低下が懸念されています。この講座は、そうした課題を解決するために、知識を提供するだけでなく、実践的なトレーニングを通じて技術の習得を目指しています。修了した学生には表技協から終了証が発行され、今後のキャリアにも活かされることが期待されています。

さらに、この取り組みはVR技術の普及や人材育成にも寄与するもので、将来的には他の大学や教育機関でも同様のカリキュラムが導入されることを目指しています。芝浦工業大学はこの先進的な教育環境を活かし、最先端の表現技術を学んだ学生を社会に送り出すことを掲げています。

イベント自体は、9月10日の夜に芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催される予定で、参加希望者は誰でも来場可能です。詳細な情報は大学の公式ウェブサイトで確認できます。これにより、地域の住民と学生、さらには研究者との交流の場にもなり、プロジェクションマッピングの技術がますます広がることが期待されます。

教育においても、また地域貢献としても意味あるこのプロジェクトは、プロジェクションマッピングに特化した技術教育の先駆けとなり、今後の発展が楽しみです。芝浦工業大学の学生たちがどのような成果をあげるのか、多くの人々が注目する中で、イベントの成功を祈ります。

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一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
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東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟21F
電話番号
03-6711-1955

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