Buddycomで復旧支援
2024-08-29 12:13:18

NTT Comとサイエンスアーツが導入したボランティア支援プラットフォームBuddycomの実力

NTT Comとサイエンスアーツの連携



2024年2月から、NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)と株式会社サイエンスアーツは、能登半島地震の被災地でのボランティア活動を支援するため、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を導入しました。このサービスは、特に災害時の迅速な情報共有を目的として設計されています。

ボランティア活動の現状



能登半島地震が発生した際、ボランティアセンターでは主に瓦礫の撤去や、被災した家財道具の整理・搬出などの活動が行われています。以前は、ボランティア同士の連絡手段として各自の携帯電話を使用していましたが、これには位置情報が把握できず、効率の悪いコミュニケーションが課題でした。現場ごとに本部に戻って次の作業内訳を確認する手間は、活動のスピードを妨げていました。

Buddycomの導入と機能



Buddycomが提供されてから、ボランティアセンターでのコミュニケーションが大幅に改善されました。具体的には、同時に複数人が会話できる一斉通話の機能と、参加者の位置情報をマップ上で瞬時に確認できる機能が非常に便利です。これにより、ボランティアスタッフ間のコミュニケーションが迅速化され、復旧作業の効率が大きく向上しました。また、スマートフォンとスピーカーマイクのセットも無償で提供され、必要な機材が整っていることも助けとなっています。

効果と利用者の声



七尾市災害ボランティアセンターの直氏は、「Buddycomの導入により、コミュニケーションの時間が大幅に短縮され、復旧活動のスピードアップにつながった」とコメントしています。前はチャットで情報を共有するのに1分以上かかっていましたが、Buddycomではわずか2〜3秒で情報が伝達可能です。この改善により、対応件数は1日2〜3件から倍増し、継続的なボランティア活動が実現しました。

さらに、Buddycomの機能としては多言語対応の翻訳機能があるため、外国からのボランティアともスムーズにコミュニケーションができます。聴覚障害のある参加者に対しても、音声をテキスト化したり、テキスト読み上げ機能を使ったりすることで、情報共有が円滑に行えています。

今後の展望



NTT Comとサイエンスアーツは、今回の能登半島地震での経験を踏まえ、さらなる連携を強めていく方針です。今後も迅速な復旧支援ができる体制を整え、地方のボランティア活動をサポートし続けることが期待されます。この連携によって、地域の災害対応の質が向上し、より多くの人々が安心して生活できる環境が整うことを願っています。

Buddycomは、デスクレスワーカーをつなぐライブコミュニケーションプラットフォームとして、多くの業種で導入されています。このような先進的な技術を用いることで、今後の災害時の活動が一層円滑に行われることを期待します。

会社情報


NTTコミュニケーションズ株式会社


NTT Comは1999年に設立され、ネットワークやクラウドなど多岐にわたるICTサービスを提供しています。詳細は公式サイトをご覧ください。

株式会社サイエンスアーツ


サイエンスアーツは、「世界中の人々を美しくつなげる」というミッションのもと、Buddycomを提供しています。既に900社以上で活用され、多様な業種でのコミュニケーションを実現しています。最新情報は公式サイトをチェックしてください。


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会社情報

会社名
株式会社サイエンスアーツ
住所
東京都渋谷区渋谷1丁目2−5 MFPR渋谷ビル5F
電話番号

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