GROWTH VERSEが行った29.2億円の資金調達
株式会社GROWTH VERSE(東京都港区)は、シリーズCラウンドで9.2億円を、新たにみずほ銀行からの借入20億円と合わせて、総額29.2億円の資金を調達したと発表しました。この調達によって、累計の資金調達額は54.8億円に達しました。
資金調達の背景
今回の資金調達は、新たな株主や個人投資家からの第三者割当増資によって行われています。特に、新規株主であるNBジャパン・アセンダント・クロスオーバー株式ファンド1号は、米国の独立系資産運用会社が運営するファンドで、注目されています。また、株式会社デジタリフトとの資本業務提携も結び、デジタルマーケティングの分野での営業やサービスの強化を進めています。
資金の活用目的
GROWTH VERSEは今回の資金を以下の目的に活用します:
1.
AI開発の加速 - 既存のAI SaaS機能の強化に加え、新たなAIソリューションの開発を推進します。
2.
M&Aの強化 - AI関連技術や顧客基盤を持つ企業のM&Aを積極的に実施し、事業を拡大します。
事業戦略
GROWTH VERSEは、2025年7月1日に業界最大手の株式会社電話放送局を子会社化することを発表しました。これにより、IVR(自動音声応答)技術を活用した新たなサービスを展開し、より人間らしい応答が可能な音声AIの提供を目指します。これにより、マーケティングAI SaaS「AIMSTAR」と連携し、個別対応の電話応対が実現し、顧客体験の向上に寄与できます。
今後の展望
GROWTH VERSEは資金調達を基に、さらなるAI技術の開発を進め、音声データの活用にも注力していく計画です。音声データの希少性に対し、電話放送局との提携により、この領域のリーディングカンパニーを目指します。また、M&Aや各種の提携を通じて、2027年までに売上を5〜10倍に拡大することを目指します。
経営体制の変更
最近の資金調達に伴い、GROWTH VERSEの経営体制も変更があり、役員の配置が新たに行われました。経営陣の意向は、AI革命時代のリーディングカンパニーを目指すという強いビジョンに支えられています。
GROWTH VERSEとAI SaaS
GROWTH VERSEは、「BUILDING AI to maximize Business Growth」をミッションとして掲げ、顧客への支援と信頼関係を深めることを重視しています。AI技術を駆使し、様々な業界において成長を支援する取り組みを進めています。特に、マーケティングAI SaaS「AIMSTAR」など、既に多くの企業に導入されており、その成果が評価されています。
今後も、GROWTH VERSEの動向から目が離せません。