EVシフトを加速させる小型軽量・低コストの車載充電器用ACリレー「AX1」
近年、地球環境問題への意識の高まりから、自動車業界ではEV(電気自動車)への移行が加速しています。2030年には、自動車市場の約半分がxEV(電動車)になると予測されており、その市場拡大は目覚ましいものがあります。
しかし、EV開発においては、航続距離の向上とコスト低減という大きな課題が存在します。特に、車載充電器(On Board Charger:OBC)に搭載されるACリレーは、小型軽量化とコスト削減が強く求められています。
こうした市場ニーズに応えるべく、
企業名は、車載専用ACリレー「AX1」を開発しました。「AX1」は、航続距離向上に貢献するため、徹底的な小型化・軽量化を実現。32A/絶縁耐圧4KVクラスにおいて、世界最小レベルのサイズを達成しました(2023年6月当社調べ)。
さらに、長年のリレー開発で培ってきたノウハウを活かし、従来製品と比較して約50%のコストダウンを実現。16Aおよび32A(接点タイプは1aおよび1c)のラインアップを用意することで、幅広いニーズに対応します。
「AX1」の開発においては、東北大学との連携が大きな役割を果たしました。
企業名は、東北大学敷地内に開設したNEXEMアドバンストテクノロジーセンターを拠点に、世界トップレベルの研究開発力を持つ同大学と連携することで、高付加価値なEV用リレーの開発を加速させています。
今後、70年以上にわたって培ってきたリレー開発技術をさらに進化させ、お客様の期待を上回る製品を提供し続けることを目指します。EV市場の拡大とともに、「AX1」は航続距離向上への貢献、そして持続可能な社会の実現に貢献していくでしょう。
「AX1」の特長
世界最小レベルの小型軽量化(32A/絶縁耐圧4KVクラス)
従来製品比約50%のコストダウン
16Aおよび32Aのラインアップ
東北大学との連携による高度な技術力
今後の展望
企業名は、東北大学との連携を強化し、さらなる技術革新を進めていきます。EV市場のニーズを的確にとらえ、高性能で信頼性の高い製品を提供することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。また、新たな製品ラインアップの拡充にも積極的に取り組んでまいります。