鹿児島・大崎町が医療確保プロジェクトを拡充し、地域医療を強化

医療確保プロジェクトの拡充

鹿児島県大崎町では、令和6年度から始まった「大崎町医療確保プロジェクト」の制度を令和7年度から拡充することを決定しました。このプロジェクトは、町民が安心して医療サービスを受けられるよう、医療提供の体制を強化することを目的としています。新たに町内で診療所を開業する医師や医療法人には、最大2億円の補助金が交付されることとなり、地域医療の持続可能性と柔軟性を高める新たな取り組みが実施されます。

新制度のポイント

今回の制度改定では以下のようなポイントが挙げられます。

1. サテライト診療所設置への補助金を新設

医療法人が本院と連携し、大崎町内に「サテライト診療所」を設置する場合に、開設運営費や設備導入費の一部を補助します。この制度により、医師の働き方改革にも寄与し、より柔軟な診療形態を促進します。

2. 補助金限度額を2億円に引き上げ

医師や医療法人が負担を軽減できるよう、補助金の限度額を従来の1億円から2億円に引き上げます。これにより、施設の整備や設備導入、人材確保など、さまざまな費用をカバーできるようになります。

3. 事前応募の実施

応募希望者の意向を事前に確認するため、応募期間が設定されます。このことで、地域医療の実情に即した適正な診療所数の整備を円滑に進められることを目指します。応募期間は令和7年6月9日から7月18日までです。詳細は大崎町の公式ホームページを参照してください。

町長のコメント

大崎町の町長、東靖弘氏は、「今回の拡充により、医師や医療法人が地域医療に参加しやすくなりました。私たちは、町民が安心して医療を受けられる環境を整えるために全力で支援します」と述べています。

医療確保プロジェクトの概要

大崎町では、医療確保プロジェクトを令和6年に設立しました。このプロジェクトによって、町内に診療所を開設する医師や医療法人に対し、最大2億円の開業支援を行います。以下のような条件を満たす者が助成対象となります。

- 地域医療に関心を持ち、積極的に医療活動を行う者または医療法人
- 診療所を継続して10年以上開業する見込みのある者または医療法人
- 曽於医師会に加入するか、良好な関係を築くことができる者または医療法人
- 学校医や町の事業に協力する意思がある者または医療法人
- 町長が指定する診療科名を掲げて診療を行う者または医療法人

（指定診療科は内科など）

詳しくは、大崎町公式ホームページでご確認ください。

公式ホームページはこちら

大崎町について

鹿児島県の大崎町は、自然豊かな大隅半島に位置し、多くの観光スポットがあります。また、リサイクル率日本一を達成し続けるなど、環境問題への取り組みには世界的な評価も受けている地域です。温暖な気候と豊富な湧水で育まれる農産物は国内最大級の生産量を誇り、高品質にこだわって育てられています。

大崎町の詳細情報は以下の通りです。

- 所在地: 鹿児島県曽於郡大崎町仮宿1029番地
- 代表者: 町長東靖弘
- URL: 大崎町公式ホームページ