再生医療実用化シンポジウム2025の開催
2025年11月26日(水)に、オンライン上で開催される「再生医療実用化シンポジウム2025」。このシンポジウムでは、再生医療や細胞医療、遺伝子治療の研究開発動向と、その商業化に向けた課題について議論が展開されます。主催は京都大学の研究チームで、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が共催することで、幅広い視点からのディスカッションが期待されています。
講演内容の概要
このシンポジウムの第一部では、「細胞・遺伝子治療の実用化戦略」がテーマとなります。その中で、アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社(ADL)のマネージャー、神田浩聡氏が、「再生・細胞医療・遺伝子治療の研究開発動向とアカデミアシーズ事業化に向けた学び」というテーマで講演を行います。
神田氏は、再生医療や遺伝子治療が次世代の疾患治療法として注目を集めていることを踏まえ、日米欧で進む研究開発や投資の動向を詳しく解説します。また、アカデミアで培われた優れたシーズを社会実装に結びつけるためには、科学的知識だけでなく、知的財産戦略や臨床開発戦略、資金調達の重要性、さらに産学官の連携構築が求められる現状についても述べる予定です。
シンポジウムの構成
このシンポジウムは「第一部:細胞・遺伝子治療の実用化戦略」「第二部:実用化への登竜門:製造」に分かれており、さらに「第三部:実用化に向けた課題と取り組み」のパネルディスカッションも実施されます。参加者は最新の研究開発やビジネス化に向けた取り組みを学び、意見交換の場となることが期待されています。
神田浩聡氏について
神田氏は、京都大学大学院の生命科学研究科を修了し、その後外務省でWTO交渉に従事した経歴があります。2020年にはアーサー・ディ・リトル・ジャパンに参画し、東京オフィスのマネージャーとして、ヘルスケア&ライフサイエンス分野での経営戦略や事業戦略のコンサルティング業務に携わっています。特に、製薬企業のR&Dマネジメントや再生医療、遺伝子治療関連の知見が豊富です。
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社について
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社は、1886年に設立され、世界各地に拠点を持つ戦略コンサルティング会社の日本法人です。自動車や金融、ヘルスケア、ITなど多様な業界に創造的なオープンコンサルティングを提供しています。日本法人としても、新規技術や事業開発の貴重な能力を活かし、国内外の市場での競争力向上をサポートしています。
参加方法
シンポジウムへの参加は無料で、事前申し込みが必要です。定員は300名となっており、関心のある方は早めの申し込みをお勧めします。詳細な情報や申し込み方法については、公式サイトを確認してください。
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