再生可能エネルギーの新たな導入方針
NTTアーバンソリューションズグループが展開する「Green Future with US」という環境スローガンの下、再生可能エネルギーの導入が進められています。これは、2050年度までにカーボンニュートラルを実現するという大きな目標に挑むものです。
オフサイトPPAの導入
新たに導入されたのはオフサイト型コーポレートPPA(Power Purchase Agreement)で、これは再生可能エネルギー由来の電力を長期間にわたって調達するための契約です。NTT都市開発株式会社が保有する四つの主要なビル(品川シーズンテラス、ウィズ原宿、アーバンネット名古屋ビル、アーバンネット名古屋ネクスタビル)において、発電容量約9MWの電力が供給されることになります。
この契約により、NTTアノードエナジーが提供する電力は、2025年4月から使用を開始します。期待される効果として、年間約10GWhの再生可能エネルギーが利用され、これにより年間約3,800トンの温室効果ガスの削減が見込まれています。これは、入居テナントにとっても大きなメリットであり、サステナブルな経営が可能になります。
環境負荷の低減
NTT USグループは、2025年度内にNTT都市開発が保有する全ビルにおいて、使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指しています。また、これにより入居テナント様だけでなく、地域全体に恩恵がもたらされることでしょう。再生可能エネルギーの導入は、企業の環境負荷を低減するだけでなく、地域の持続可能性を促進する重要な要素となります。
省エネ性能の高い物件によるモデル
今取り組んでいるオフサイトPPAの導入対象となるビルは、高水準の省エネ性能や自然素材の活用、緑化および再生可能エネルギーの導入を積極的に推進しているため、再生可能エネルギーの導入に適した環境にあります。これらのビルでの成果は、他の施設も含めた今後の取り組みの基盤となるでしょう。
追加性の重要性
「追加性」とは、企業が選択した調達方法が再生可能エネルギーへの投資を促進し、化石燃料の代替につながっていることを意味します。これは、再生可能エネルギーの拡大において極めて重要な役割を果たします。具体的には、オフサイトPPAで調達される電力には非化石証書が付与されており、実質的に再生可能エネルギー比率が100%に達する仕組みとなっています。
持続可能な未来を共に
NTTアーバンソリューションズグループは、「あしたのわがまち」を一緒に創るパートナーとして、地域との協力を重視しています。ICT、不動産、エネルギー、環境技術を最大限に活かし、「社会が脱炭素化している未来」「資源が循環している未来」「人と自然が寄り添う未来」を実現していくビジョンを持っています。
これらの取り組みは、NTTグループ全体の環境への責任を果たしつつ、地域社会に貢献することを約束しています。今後もこの活動に注目し、より持続可能な未来の実現を模索していくことが求められています。