暗号資産投資実態
2024-12-19 12:23:42

暗号資産市場における投資実態調査:現状と期待

ビットバンクによる暗号資産投資実態調査の結果



ビットバンク株式会社が行った暗号資産投資に関するアンケート調査の結果が発表されました。1375人の一般インターネットユーザーを対象に、資産運用や暗号資産に対する考え方、2025年の市場に対する期待などが調査されました。

調査の背景



2023年6月、日本政府は「経済財政運営と改革の基本方針2023」を閣議決定しました。その中で資産運用の重要性が強調される一方、暗号資産は対象とされていないことが課題とされています。今年、米国でのビットコインとイーサリアムの現物ETF(上場投資信託)の承認、さらにはビットコインの半減期が市場の新たな動向を引き起こしました。これらの出来事により、これまで暗号資産に触れてこなかった機関投資家たちが積極的に市場に参加する流れが見られ、2024年は暗号資産業界にとって大きな進展の年となりました。

アンケート調査の概要



この調査は、2024年11月13日から11月20日までの間に実施され、1389件の回答が集まりました。調査方法はWEBを通じて行われ、結果は以下のような主要なトピックに分けられています。

資産運用の現状



調査において、約半数の回答者が「資産運用をしている」と回答しました。2023年と比べるとほぼ同じ水準ですが、特に新NISA制度の開始にもかかわらず、投資を行う人数には大きな変化が見られませんでした。主な投資対象は「NISA/iDeCo」「株式投資」「投資信託」と続き、この状況は顕著です。

暗号資産市場の動向



暗号資産への投資比率は前年から9%増の60.6%であり、価格上昇がその要因として挙げられています。一方で、暗号資産に投資しない理由として「知識の不足」が最も多く、投資をためらう要因として顕在化しています。2025年における暗号資産については「価格上昇」への期待が多く寄せられており、特にビットコインに信頼を寄せる声が高まっています。

2025年の市場期待と課題



調査によると、参加者の大多数が2025年にビットコイン価格が「800万円以上」に留まると予測しており、最高値は「1000万円〜2000万円未満」とする意見が多く見受けられました。さらに、暗号資産業界の大きな課題として「税制に関わる法整備の不徹底」が指摘され、投資者の懸念を表しています。混乱する市場で急成長する暗号資産業界において、将来的な明確な指針が求められています。

結論



以上の調査結果は、日本の暗号資産市場における投資家の動向、期待、そして課題を浮き彫りにしました。ビットバンクは引き続き、暗号資産の普及と育成に努め、マーケット情報を発信していく所存です。今後、暗号資産が日本経済においてどのように位置づけられるのか、一層の注目が必要です。


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会社情報

会社名
ビットバンク株式会社
住所
東京都品川区西五反田7丁目20-9 KDX西五反田ビル7F
電話番号

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