1on1面談の質向上に向けた新たな取り組み:感情表現技術で信頼関係を築く
「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングスは、NTTとの共同研究の一環として、1on1面談の質向上を目指した実証実験を開始しました。この実験では、NTTが開発した身体性コミュニケーション技術を活用し、ハイブリッドワーク環境下における管理職とメンバー間の信頼関係構築を促進することで、従業員のエンゲージメント向上と“はたらくWell-being”の実現を目指しています。
感情表現技術を活用した1on1面談
今回の実証実験では、NTTが開発した感情表現技術を活用した1on1面談が導入されます。具体的には、1on1面談の冒頭に、感情や気持ちを表現したキャラクターイラスト集「フィーリングキャラクターズ」を用いたチェックインを実施します。参加者は、現在の自分の感情や状況を表現するキャラクターを複数選択し、その理由を話し合うことで、お互いの理解を深めます。
信頼関係構築と“はたらくWell-being”の向上
チェックインを通して、管理職とメンバーは、お互いの感情や状況をより深く理解することができます。このプロセスは、心理的安全性を高め、オープンなコミュニケーションを促進する効果が期待されます。さらに、業務内容やキャリアに関する通常の1on1面談に移行することで、より建設的な議論や目標設定が可能になると考えられています。
実証実験の目的と今後の展開
今回の実証実験は、ハイブリッドワーク環境下における1on1面談の有効性を検証し、信頼関係構築と“はたらくWell-being”の向上に貢献する新たな取り組みです。実験の結果が良好であれば、パーソルグループ各社への展開も計画されています。
パーソルとNTTの共同研究
パーソルとNTTは、2023年11月から、ハイブリッドワーク時代の“はたらくWell-being”実現に向けて共同研究を開始しました。この共同研究では、パーソルの総合人材サービスにおける知見と、NTTの身体性コミュニケーション技術やWell-being価値観共有技術を融合し、新しい働き方を実現するためのプログラム開発や評価を行っています。
今後の展望
パーソルとNTTは、今後も共同研究を進め、ハイブリッドワーク環境下で従業員一人ひとりが自分らしい働き方を実現できるよう、新たな技術やプログラム開発に取り組んでいきます。この取り組みを通じて、従業員のエンゲージメント向上と“はたらくWell-being”の実現を目指し、より良い働き方を実現する社会の実現に貢献していきます。