小型CPAP「TRANSCEND MICRO」が日本上陸
2025年3月15日、株式会社MAGnetが日本国内で新たに発売する「TRANSCEND MICRO」は、野球ボール程のサイズの持続陽圧呼吸療法装置(CPAP)です。この製品は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)で悩む方々に向けて、快適に治療を続けられることを目指して開発されました。
航空機内でも使用可能
「TRANSCEND MICRO」の特徴はその小型・軽量設計です。製品のサイズは9.1cm x 9.1cm x 6.1cmで、重さはわずか219.5g。これにより、旅行や出張時にも手軽に持ち運べます。また、FAA(米国連邦航空局)に準拠した設計のおかげで、航空機内でも安心して使用することができます。これまでのCPAPは、その大きさや重さが理由で旅行の際に使用を諦める方も多かったですが、これにより生活の制約が大幅に減少しました。
SASのリスクと治療の重要性
日本国内には約900万人とも言われるSAS患者が存在しますが、実際に治療を受けているのはわずか1割。このため、多くの人が日常生活での問題、例えば日中の眠気や集中力の低下に苦しんでいる現実があります。また、適切な治療が行われないと、心血管疾患のリスクも高まります。CPAPは、SASの症状を軽減し、より良い睡眠を提供する有効な手段ですが、使用の継続が肝心です。「TRANSCEND MICRO」であれば、長期間の旅行や出張でも、安心して治療を続けることができます。
患者のライフスタイルを支援
さらに、デバイスには専用アプリ「MySleepDash」が付き、治療状況を手軽に管理することができます。Bluetooth接続でスマートフォンと連携し、毎日の治療状況を簡単に確認できることで治療の継続が促進されます。旅行中は使用後の湿気管理が重要ですが「TRANSCEND MICRO」には「ドライモード」機能も付いており、迅速に湿気を取り除くことが可能です。
将来への展望
株式会社MAGnetは、患者様の健康をサポートするため、今後も革新を続け、SASの治療をより多くの人々に届けることを目指しています。また、自社の睡眠関連ショップ「ねむりの樹」では、この新製品の販売や短期レンタルも行っています。医療機関との連携を強化し、より多くの方に適切な治療と情報を提供することで、より良い睡眠環境を実現することに貢献していきます。
まとめ
「TRANSCEND MICRO」は、日常生活や旅行先でも快適に使用できる小型CPAPの魅力を備えています。SAS治療で悩む多くの患者に希望と明るい未来を提供し、質の高い睡眠をサポートすると期待されます。これからの睡眠治療の新しい選択肢として、高い注目を集めることでしょう。