日清オイリオグループとJFEエンジニアリングが栄耀
2025年2月5日、日清オイリオグループ株式会社とJFEエンジニアリング株式会社が、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センターが主催する『コージェネ大賞2025』において、産業用部門の最高賞である理事長賞を受賞しました。この栄誉は、二社が共同で取り組んできたエネルギー効率化と環境負荷低減の成果が評価されたものです。
受賞の背景と内容
『多拠点電力融通と水素混焼対応型CGS導入による省エネ・脱炭素への挑戦』というテーマで表彰されたこの取り組みは、日清オイリオの横浜磯子事業場における画期的なコージェネレーションシステムの導入を基盤にしています。具体的な受賞のポイントは以下の通りです。
1. 多拠点エネルギーサービスの実現
多拠点における一括したエネルギーサービス、JFE-METS®を導入し、熱需要に対して最適な大型ガスタービンを用いたコージェネレーションシステム(CGS)を設置しました。このシステムにより、日清オイリオの4つの製造拠点間で環境に配慮した電力をシェアする仕組みが整備され、エネルギー供給における全体最適化を図ります。
2. 水素混焼対応ガスタービンCGSの導入
日清オイリオは、国内で初めて水素混焼率30%に対応可能な8MW級ガスタービンを採用しました。この取り組みにより、2030年以降の水素供給インフラが整備され次第、迅速に水素を利用可能な状態を目指しています。持続可能なエネルギー供給体制を構築し、安定性、効率性、持続性、発展性を兼ね備えたシステムを導入しています。
3. 災害対応能力の強化
非常時における対応力を強化するため、既存のCGSや新設CGSを組み合わせた電源の二重化を実施しています。この計画には、万全の監視体制を敷くことで、停電などのトラブルへの対応を高める工夫がなされています。これにより、災害時や緊急時でもエネルギー供給を安定化させることが期待されています。
今後の展望
日清オイリオは2040年に向けてカーボンニュートラルの実現を目指し、特に水素の活用を重要視しています。今回の受賞を機に、CGS設備を実験的なフィールドとして利用し、水素社会の実現に向けた取り組みを更に進めていく意向です。また、JFEエンジニアリングは新技術を導入し、カーボンニュートラルの達成を目指す顧客に向けて、トータルなソリューションを提供することを約束しています。
これらの取り組みが今後のエネルギー業界に与える影響は大きく、持続可能な未来に向けた貴重な一歩となるでしょう。