ローランズの挑戦
2025-12-18 12:35:53

東京都渋谷区の花屋ローランズが障害者雇用数100名突破!

花屋ローランズが障害者雇用で新たな一歩を踏み出す



東京都渋谷区に位置する花屋「ローランズ」が、2025年12月に障害者および就労困難者の雇用数をなんと100名以上に達成したという嬉しいニュースが届きました。代表理事の福寿満希氏が運営するこの店舗は、障害や難病を抱えるスタッフを積極的に雇用し、現在140名の従業員のうち約70%がその該当者です。この数字は、障害者雇用における福祉業界に希望をもたらすものとして注目されています。

障害者雇用の背景と現状


日本においては、障害者の雇用について多くの課題があります。近年、障害者福祉事業所の閉鎖が相次ぎ、2024年度には過去最多の9,312人が解雇される事態に直面しています。障害者を雇用する企業に法定雇用率が義務づけられていますが、受け入れ先が減少しているのが現実です。この厳しい環境の中、ローランズは「みんなみんなみんな咲け」というスローガンを掲げ、障害者の雇用機会を広げる取り組みを行っています。

助け合いを大事にする企業文化


ローランズは、障害者手帳を持つ方々だけでなく、難病に苦しむ人やシングルマザー、LGBTQなどの就労困難者も採用対象としており、一般的な雇用の枠を超えた柔軟な雇用方針を取っています。これにより多様な人材が、充実した職場環境の中で生き生きと働いているのです。

代表者の想いとビジョン


福寿氏はこの成果を「励みになる。全ての従業員とサポーターのおかげ」と述べ、今後もより多くの雇用機会を創出する意欲を見せています。法定雇用率が増加する2026年に向け、ただ数字を追うばかりでなく、質の高い雇用を実現することを目指しています。障害者が誇りを持ち、自らの能力を最大限に発揮できる環境作りは、ローランズの大きな目標の一つです。

創業時の思いと今後の展望


ローランズの創業は、特別支援学校で教員実習を行った際の「障害を抱える子どもたちが働くことができる場所がない」という言葉がきっかけでした。子どもたちの「花屋になりたい」という憧れを叶えるため、福寿氏は自身の店舗を設立しました。その結果、今では原宿や自由が丘などに5つの拠点を持つ繁盛店に成長しました。

まとめ


障害者雇用の新しいあり方を示すローランズの取り組みは、ひとつの成功例として、今後の企業や社会における雇用の多様化の可能性を提示しています。今回の100名突破は決してゴールではなく、さらなる発展への第一歩です。ローランズのような企業が増加することで、少しでも多くの人々が自分らしく働ける環境が整うことでしょう。私たちもその一助として、彼らの行動を支え、共に咲く社会を目指していきたいものです。


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会社情報

会社名
一般社団法人ローランズプラス
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目54−15 ベルズ原宿ビル1F
電話番号
03-6434-0607

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