広島の食ビジネス創出
2022-10-25 10:30:02
広島県が食のイノベーションを加速!「Hiroshima FOOD BATON」採択3チーム決定!
広島県は、農業経営体の「稼ぐ力」向上を目的としたプログラム「Hiroshima FOOD BATON」を推進しています。このプログラムは、生産から販売までのバリューチェーンにおける様々な企業と農業経営体が連携し、新たな「食」のビジネスを創出し、農業経営体の収益力強化を目指すものです。
2022年6月1日から募集を開始した「Hiroshima FOOD BATON」には、農業経営体や食品加工、ITなど幅広い分野から23者の応募がありました。その中から選ばれた3チームは、それぞれユニークなビジネスモデルで広島の食の未来を担う存在として期待されています。
採択された3チームとプロジェクト概要
1. 薬局de野菜
三次市のAgre Lore Lab.が代表を務めるこのプロジェクトは、調剤薬局が顧客の健康サポートを充実させるための新たな取り組みとして、健康をテーマにした野菜販売を提案しています。顧客層をターゲットに、薬局ならではの顧客接点を活かし、広島県産野菜を用いた健康テーマの野菜ブランドを創出します。機能性表示食品トマトなど、栄養機能に着目した商品開発にも力を入れることで、農業分野と医療現場の連携による新たな価値創造を目指します。
2. HIROSHIMA HYBRID DESIGN
広島市の株式会社ATORAが代表を務めるこのプロジェクトは、百貨店や高級スーパー向けの冷凍食品の需要に応えるとともに、市場流通できない廃棄野菜の活用という課題解決を目指しています。食品製造業者と農業経営体が連携し、とれたての新鮮さを閉じ込めた高品質な冷凍商品を迅速に開発・販売することで、廃棄野菜を活用したアップサイクル型商品や広島県産農作物・畜産物のブランド商品を展開します。高品質な一次産品を生み出す広島県の自然環境を活かし、農業経営体の収益力向上に貢献する事業を目指しています。
3. comorebi commune
尾道市のcomorebi farmが代表を務めるこのプロジェクトは、都会在住のクリエイターの移住・就農を促進することで、因島の耕作放棄地を活用した新たな就農モデルを創出します。農家民宿の立ち上げやクリエイターが就農できる仕組みの整備を通じて、「クリエイターズコミュニティ」を形成し、地域産品を活用した新商品開発や地域の魅力発信を行います。これらの活動を通じて、地域の後継者問題の解決と農業経営体の収益力向上を両立する新しい事業モデルを創出します。
広島県「食のイノベーション推進事業」
「Hiroshima FOOD BATON」は、広島県が推進する「食のイノベーション推進事業」の一環として実施されています。この事業は、農業経営体の収益力強化を目的とし、様々な企業と農業経営体が連携してイノベーションを起こし、広島県産の新商品や新サービスの提供などを目指しています。
まとめ
「Hiroshima FOOD BATON」で採択された3チームは、それぞれ独自のアイデアで広島の食の未来を創造しようとしています。彼らの挑戦は、広島県の農業経営体の収益力向上に貢献するだけでなく、地域経済の活性化にもつながる可能性を秘めています。今後の展開に期待しましょう。
会社情報
- 会社名
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合同会社MHDF
- 住所
- 東京都千代田区飯田橋3丁目6-7
- 電話番号
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