水中療育「ビッグビート板」
2024-09-19 17:39:18

障がいのある子供たちのための水中療育「ビッグビート板」クラウドファンディング開始

水中療育を促進する「ビッグビート板」プロジェクトが始動



一般社団法人日本障がい者スイミング協会は、発達障害や知的障害、肢体不自由のある子どもたちがより楽しく水泳を学べるように、特別にデザインされた「ビッグビート板」を開発しました。このプロジェクトは、ウェルビーイングなプール活動を通じて障がい者の生活支援を目指しています。その一環として、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で先行発売を開始しました。

プロジェクトの背景と目的


障がいのある子どもたちが水泳を行う際、一般的なビート板では体重やバランスを考慮しきれない問題があります。多くの市販ビート板は、浮力が強すぎて腰に負担をかけてしまうことがあるため、使用することが難しいのです。日本障がい者スイミング協会は、これまでに様々な道具を取り入れてきましたが、最適なものを見つけることができませんでした。

その結果、より使いやすく、かつ楽しい水泳体験を提供するために「ビッグビート板」の制作に取り組むことを決意しました。実際に子どもたちと対話を重ね、その使用感やデザインについてフィードバックを受けながら、開発が進められました。

クラウドファンディングの詳細


今回のクラウドファンディングは、2024年9月17日から12月15日まで行われます。目標は200万円で、集めた資金は「ビッグビート板」の製造と普及に役立てられます。ファンドバックには、ビッグビート板そのものや、障がい者水泳に関する書籍、さらには水中福祉用具などの返礼品が用意されています。

プロジェクトサイトはこちらです:Makuakeプロジェクトページ

返礼品の紹介


  • - ビッグビート板 1枚:学校やスイミングスクールで使われる一般的なサイズのビート板をベースにした、特に子どもたちに適した設計となっています。価格は5,500円(税込)。
  • - パズルフロート4個セットとビート板1枚:自分で浮く感覚を楽しめる水中用浮き具で、色を選ぶことが可能です。20,000円(税込)。
  • - ビート板1枚と書籍3冊:発達障がいの子供向けの水泳教え方や、水中療育に関する書籍が付属します。10,000円(税込)。

エキスパートの声


このプロジェクトに賛同する専門家たちもおり、島根県立大学の西村健一教授は、「ビッグビート板が全ての人にとって水泳を楽しむためのツールになることを期待しています」とコメントしています。

また、元パラリンピック競泳コーチの寺西真人氏は、「初心者や水に不安を感じる子どもたちにとって、このビート板は水泳の第一歩を踏み出すための必需品です」と語ります。

日本障がい者スイミング協会について


障がい者水泳教室を通じて、お子様の特性に応じたサポートを提供するこの団体は、個別支援に特化しており、社会全体の共生を目指しています。今後もニーズに応じた支援を続けていくことで、障がいのある子供たちが水中療育を楽しめる環境を整えていきたいと考えています。

本プロジェクトを通じて、より多くの方々が「ビッグビート板」を手に取り、障がいの有無にかかわらず楽しい水泳体験を享受できるようになることを願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
一般社団法人日本障がい者スイミング協会
住所
東京都三鷹市下連雀3-10-6コーポみやび106
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。