プライドハウス東京新体制
2023-04-01 11:00:02
LGBTQ+の未来を切り拓く「プライドハウス東京」の新たな一歩
プライドハウス東京が新体制を発表
2023年4月1日、LGBTQ+の当事者とアライを支援する「プライドハウス東京」が新たな体制を発表しました。新体制では、NPO法人プライドハウス東京を設立し、3人の共同代表のもと、これまで以上に多様なステークホルダーとの連携を強化していく方針です。この取り組みは、2018年に始まったプライドハウス東京コンソーシアムの流れを汲むもので、誰も排除しないLGBTQ+インクルーシブな社会の実現に向けて歩みを進めています。
プライドハウス東京の歴史
プライドハウス東京は、東京2020オリンピック・パラリンピックをきっかけに設立され、初めての日本の大型LGBTQ+センター「プライドハウス東京レガシー」を2020年10月に開設しました。このセンターは、延べ7500人以上の人々が訪れる居場所となり、さまざまな相談支援活動を実施してきました。今回は、プライドハウス東京が新体制に移行することで、より一層の充実を図ることが期待されています。
新体制の概要
新たに設立されたNPO法人プライドハウス東京は、これまでの取り組みを引き継ぎつつ、安定した運営体制を築いていく役割を担います。共同代表として五十嵐ゆり、小野アンリ、野口亜弥が就任し、多様なバックグラウンドを持つ彼らが新たな視点をもたらすことに期待が寄せられています。
初代代表である松中権は、これまでの活動を振り返り、「日本におけるLGBTQ+センターの必要性」を強く訴え、後世へのバトンタッチに感謝の意を表しています。松中は、今後の活動が新代表たちによってさらに発展していくことを願っていると話しました。
新しい挑戦と今後の方針
プライドハウス東京は、現在、代表交代を支援するためのクラウドファンディングを実施しています。この資金は、居場所の維持に必要な家賃や人件費などに使われる予定です。特に、最近の調査結果では、約4割のLGBTQ+ユースが安心できる場所や人とのつながりを失っていることが明らかになりました。この状況から、より多くの支援が必要とされています。
新体制は、オープンなコミュニケーションと共感を持って社会に貢献することを目指し、より多様なニーズに応えられるよう努力していく意志を示しています。また、具体的には、相談スペースや多言語対応など、中心となる機能の充実を図るとのことです。
プライドハウス東京の重要性
「プライドハウス東京」は、LGBTQ+の人々にとって、安全で安心することのできる場所を提供するだけでなく、アライや支援者ともつながる機会を創出しています。多様な価値観と経験が交差するこの居場所が、次世代における重要な文化の一翼を担うことになるでしょう。
新しい共同代表たちは、それぞれ異なるバックグラウンドを活かし、今後の活動に対する熱意を持って日々の運営に取り組むことが求められます。それぞれの立場から、彼らがどのようにプライドハウス東京を育てていくのか、注目が集まります。今後の取り組みに期待が寄せられる中、プライドハウス東京は、LGBTQ+の人々にとって心の拠り所であり続けることは間違いありません。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人プライドハウス東京
- 住所
- 東京都新宿区新宿1-2-9 JF新宿御苑ビル2階
- 電話番号
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