キタムラHDとビットキーが築く新しいオフィス環境
株式会社キタムラ・ホールディングス(キタムラHD)は、ビットキーが提供するコネクトプラットフォーム「workhub」を導入し、オフィス環境の一新を図りました。約84%の社員が「便利」と実感しているこのシステムは、顔認証を用いた新しい入館方法を取り入れ、利便性と効率性を両立しています。
導入の背景と目的
コロナ禍を経て、キタムラHDグループは出社率が約4割まで低下し、オフィス面積を縮小しました。しかし、アフターコロナでの出社率が増加する中、2024年に本社オフィスの拡張移転を予定しています。その際、社員の働きやすさと効率的なオフィス利用を目的に「workhub」を導入しました。
このシステムによって、会議室の重複予約や無断使用といった課題が一掃され、社員が快適に使用できる環境が整備されました。多くの社員がこのシステムの便利さを実感しているのも頷けます。
workhubの特徴
新オフィスには、フロア入口や会議室に顔認証システムを導入し、カードキーを携帯する必要がなくなりました。顔をかざすだけで入室が可能となり、セキュリティ面でもメリットがあります。これにより、従業員はストレスフリーで業務に集中できる環境が整いました。
更に、会議室の運用も大幅に改善されました。新たに導入されたスマートロックによって、予約者だけが鍵を解錠できる仕組みを導入し、10分以上入室がない場合は予約が開放され、他の社員が利用できるようになっています。これにより、無駄な時間を省き、より効率的に会議室を活用できます。
システム統合の利点
「workhub」は、会議室予約や受付システムを一元化することにより、二重登録の手間を省きました。現在、ゲストを招待する際は、会議室予約とゲスト受付を一度の登録で完了でき、来訪者はQRコードを使ってスムーズに受付を行うことができます。これにより、主催者は来訪があったことをメールで通知される仕組みが整っています。
社員の声と今後の展望
キタムラHDのグループセキュリティ統括室の米川氏は、システム導入前の不便さを指摘し、「従業員の利便性を優先した」と強調します。「顔認証が便利になると確信し、実現に向けた道筋を付けた」とコメントしています。今後は、グループ会社が個別に利用しているグループウェアと「workhub」の連携を進め、さらなる便利さを追求する方針です。
まとめ
ビットキーの「workhub」は、キタムラHDグループにおける新たな業務環境の創出に寄与しています。顔認証による入室システムや会議室の効率的な運用は、社員にとって便利かつ快適な働き方を実現しています。2024年には本社オフィスが移転し、更なる設備の充実が期待されます。デジタル化を進めるキタムラHDの今後に、大いに目が離せません。