脱炭素社会に向けた進化!ネクスのOBDⅡテレマティクス端末GX700NCが機能強化!
株式会社ネクスは、脱炭素化のニーズに対応するため、OBDⅡテレマティクスデータ端末「GX700NC」に位置情報取得技術IZatTM機能を追加したことを発表しました。
近年、脱炭素社会の実現に向け、企業はCO2削減に取り組んでいます。物流・運送業界においては、2024年問題と呼ばれる「働き方改革法案」の影響で、乗用車や商用車だけでなく、トラックやバスなどでも車両・運転情報の可視化が求められています。
ネクスのOBDⅡテレマティクスデータ端末「GX700NC」は、車両に取り付けるだけで、車両データを収集し、テレマティクスサービスと連携することで、車両管理業務の効率化や安全運転指導を支援します。さらに、燃料噴射量や走行距離などのデータからCO2排出量を正確に測定することで、CO2削減に貢献します。
しかしながら、トラックやバスはOBDⅡの取り付け位置が足元にある場合が多く、フロントガラスの傾斜が少ない車両も多いことから、従来の衛星測位では、位置情報の取得に時間がかかったり、精度が低かったりする課題がありました。
そこでネクスは、トラックやバスなど、さまざまな車両や利用シーンで、より高精度な車両データ取得を実現するため、「GX700NC」にQualcomm社が開発した位置情報取得技術IZatTM機能を追加しました。
IZatTM機能は、Qualcomm IZat™ Gen8C EngineとLTE回線を使用し、QualcommのgpsOneXTraサーバーからアシストデータを取得することで、測位動作を可能にします。従来、衛星情報取得に時間がかかっていた課題を解決し、地下駐車場や衛星が補足しづらい場所でも、正確な位置情報を取得できます。
IZatTM機能追加による主な効果
測位時間の短縮
測位精度の向上
* 地下駐車場や衛星が補足しづらい場所での利用が可能
「GX700NC」は、これらの機能強化により、脱炭素化に向けた取り組みを加速させ、物流・運送業界の課題解決に貢献すると期待されています。
株式会社ネクスについて
株式会社ネクスは、各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売、システムソリューション提供、保守サービスを行っています。脱炭素社会の実現に向け、今後も新たな技術開発に取り組んでいくとのことです。