クニエの新サービスが企業に与える影響とは
2024年11月7日より、株式会社クニエが新たに「ダイナミックSCM調達診断サービス」の提供を開始します。このサービスは、企業の調達・購買組織を多角的な視点から評価・数値化し、他社と比較してどのように改善すべきかを明確にするものです。資材調達のリスクが高まる中、企業は戦略的な調達を実現するための手助けを得ることができるでしょう。
サービスの背景
ここ数年、多くの企業が主に調達コストの削減を最重要の目的としてきました。しかし、新型コロナウイルスの影響やウクライナ情勢の影響により、世界的に供給不足や価格高騰が生じています。これにより、企業は資材の安定確保を求めるようになり、調達戦略がシフトしています。さらに、インフレによる物価上昇も企業の財政に影響を与え、調達コストを抑えることと自社の商品価格への転嫁が求められています。
また、サステナビリティへの意識も高まり、特に欧州では人権や環境に関する法規制への対応が必要です。こうした要素を反映した新しい調達戦略が、企業の競争力を左右する時代になっています。
新サービスの特徴
「ダイナミックSCM調達診断サービス」は、クニエ独自の8つの評価軸と62の評価要素を使用して、企業の現状を詳細に分析します。評価項目には、過去に重視されてきたコスト削減だけでなく、今後重要とされるサステナビリティの視点も取り入れています。
このサービスを利用することで、各企業は現在の調達組織の成熟度を可視化し、必要な改善ポイントを明確にすることができます。加えて、クニエは企業の戦略的調達・購買組織の見直しから、改革実行に至るまでを支援します。
サービスの流れと費用
本サービスの提供には約1カ月の期間が想定されており、費用は200万円(税別)からの個別見積もりとなります。これにより、企業は財政的な見通しを立てた上で、サービスの活用を計画できるでしょう。
今後の展望
クニエは今後もこの新サービスの他、これまでのSCM、S&OP、調達購買に関する豊富な知見を活かし、グローバル企業の変革を支援していく方針です。企業はこの診断サービスを通じて、自社の調達組織を見直し、変革の道筋を見つけ出すことができるのです。これにより、持続可能な成長を目指す企業にとって、欠かせないパートナーとなることを目指しています。