AIによるコールセンター業務の革新 - 『オペすいすい』が提供開始
2025年11月13日、スタンダードエーアイ株式会社が新たなコールセンター業務改善AI『オペすいすい』の提供を正式に開始します。この革新的なツールは、オペレーターの業務をリアルタイムで支援し、業務の効率化と応対品質の均一化を実現することを目的としています。
『オペすいすい』とは
『オペすいすい』は、実際のコールセンターの現場でAIが会話を即座に理解し、オペレーターの業務をブラウザ画面上でアシストするツールです。このシステムは、通話中の内容を迅速に解析し、適切な回答候補や話題を提示します。さらに、通話の終了後には対応履歴やレポートの下書きを自動で作成し、オペレーターが迷うことなく業務を遂行できるようにサポートします。
主要な機能
1.
用件すいすい:顧客の問い合わせ内容をリアルタイムで解析し、オペレーターが自然に会話を進めるための手順を提示します。
2.
QAすいすい:質問を即時に解析し、最適な回答と情報源を提示します。FAQの自動生成機能もあり、ナレッジが常に最新の状態に保たれます。
3.
後処理すいすい:会話内容を自動で解析し、必要な情報を正確に記録します。これにより、オペレーターの後処理時間が大幅に短縮されます。
背景と課題
コールセンター業務は、スタッフの入れ替わり、応対品質のばらつき、長引く後処理時間といった様々な課題に直面しています。これらは「生産性」「顧客体験」「人材育成」という3つの要素に影響を及ぼします。AIの導入は、これらの問題を解決する一つの手段として注目されています。『オペすいすい』のサービスは、特にルーティンにおける省力化と応対品質の保証に貢献し、業務構造を見直すきっかけを提供します。
導入時の効果
『オペすいすい』の導入により、平均処理時間(AHT)は約27.4%短縮され、後処理時間(ACW)は約54.3%の削減が確認されました。特に新人や育成中のオペレーターにおいて顕著な効果が見られました。
- - AHT: 導入前821秒 → 導入後596秒
- - ACW: 導入前317秒 → 導入後145秒
出展情報
この新しいAIツールは、2025年11月13日から14日にかけて東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催される「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス2025」に出展されます。来場者は『オペすいすい』の機能を直接体験し、導入相談を行うことができます。
開催概要
- - 日程: 2025年11月13日(木)〜14日(金)10:00 - 17:30
- - 会場: 東京・池袋サンシャインシティ文化会館ビル 2F (Dホール) 小間位置:2G-22
この革新技術が今後のコールセンター業務にどのように影響を及ぼすのか、注目が集まります。これにより、業界全体のサービス品質が向上することが期待されます。