川越市に新たな物流拠点「OAK LOGISTICS CENTER川越Ⅰ」が着工
埼玉県川越市に位置する物流施設「(仮称)OAK LOGISTICS CENTER川越Ⅰ」の建設が、株式会社大林組の手によって開始されました。この施設は、大林組が手掛ける物流施設としては14件目となる重要なプロジェクトです。
1. 立地の魅力
本施設は、関越自動車道「川越インターチェンジ」にほど近く、わずか3.4kmの距離に位置しています。また、川越狭山工業団地内にあるため、首都圏へのアクセスが良好です。さらに、関越自動車道と圏央道を通じて、東北自動車道や中央自動車道への直接の連絡も可能なため、広域配送に最適なロケーションと言えるでしょう。通勤も便利で、西武新宿線「南大塚駅」から徒歩約11分でアクセスできるため、近隣住民や鉄道利用者からの労働力確保も期待されています。
2. 柔軟な利用形態
「OAK LOGISTICS CENTER川越Ⅰ」は、地上4階建てのBOX型の施設です。地上階には27台分の高床式トラックバースを備え、荷物用エレベーターや垂直搬送機もそれぞれ3基設置されています。この設計により、最大3社が利用でき、最小区画は約1,930坪という広さです。これにより、多様なニーズに応じた利用方法が可能となっています。
3. 環境への配慮
大林組は、企業の長期ビジョン「Obayashi Sustainability Vision 2050」のもと、持続可能な社会を目指した技術開発や施策に取り組んでいます。この新しい物流施設でも、屋上に太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの活用を計画しています。テナント企業に環境価値を提供することで、環境負荷の低減に貢献するよう努めています。また、CASBEEやBELSなどの環境認証の取得も目指しています。
4. 施設の概要
この物流施設の敷地面積は約9,928m²(約3,003坪)、延床面積は約20,451m²(約6,186坪)に達します。貸床面積は約19,640m²(約5,940坪)で、利用状況に応じた分割利用にも対応しています。駐車場には大型車8台、乗用車35台が収容可能です。設計は株式会社陣設計が担当し、施工は鈴与建設株式会社が行います。
5. 建設スケジュール
着工は2025年10月を予定しており、竣工は2027年1月末を見込んでいます。本施設の完成によって、川越市の物流能力は大いに向上することでしょう。
大林組は、物流施設「OAK LOGISTICS CENTER」シリーズを通じて、顧客のサプライチェーンの効率化に寄与し、企業としての価値向上を図っていく方針です。今後の展開に期待が寄せられています。