大村湾を守るための新たな挑戦「Wonder Bay Challenge2024」
2024年8月23日から25日の3日間、長崎県の大村湾流域で「Wonder Bay Challenge2024」が開催されました。このイベントは、地域の想いをつなぎ、豊かな海を未来へ引き継ぐことを目的とし、一般社団法人海と日本プロジェクト in ながさきが主催しました。
イベントの概要
イベントには諫早市、西彼杵郡長与町、同じく時津町、長崎市、西海市、川棚町、波佐見町、東彼杵町、大村市の5市5町から多くの参加者が集まりました。目的は「大村湾を守る気持ち」を持ち、それを行動に移すことです。参加者はこの特別な体験を通じて、海の重要性や環境問題について知識を深めることができました。
タスキリレー形式で行われたSUP(スタンドアップパドルボード)体験は、参加者一堂が一緒に海の美しさや脆弱性を感じながら、楽しむことができる貴重な機会となりました。しっかりと準備されたプログラムは、参加者にとって充実した内容でした。
大村湾の特性と環境問題
大村湾は「超閉鎖性海域」としても知られており、周囲の環境が湾の生態系に直接影響を及ぼしています。そのため、地域の生活環境が重要な要素となり、自治体や企業、住民の協力が不可欠です。このイベントを通じて大村湾の環境問題について参加者全員が学び、意識を共有したことは非常に意味のあることでした。
各会場では、参加者に向けて海難事故の予防策や、海洋ゴミの現状についても教育が行われました。特に、「大村湾は全国で閉鎖度5位」という情報には驚きの声が上がり、参加者の理解を深めることに役立ちました。
SUP体験と楽しみ
清掃活動の後は、待ちに待ったSUP体験が始まりました。平穏な大村湾に安全に挑戦し、穏やかな波の上でのSUPは初めての人々にも大好評でした。ボードの使い方を学び、インストラクターの指導のもとで、158名の参加者がそれぞれのペースで楽しんでいきました。
参加者からは「楽しかった!」という声が続出し、SUPを通じて地域の美しい海を感じる貴重な瞬間を共有できたことに皆満足していました。
未来へのメッセージ
イベントの締めくくりには、タスキにメッセージを書くセッションが設けられました。参加者は「海を守る!」「もっと知りたい!」など、思いを一つ一つ紡ぎました。そして、タスキはそれぞれの市町の代表へと手渡され、地域全体での結束を示す瞬間となりました。
参加者の声
参加した子どもたちや保護者からは、「海の大切さを学んだ」「楽しいだけでなく、環境問題について知識が深まった」という嬉しい声が寄せられました。これにより、多くの人が海の保護について、日常の行動に繋げていくことが期待されます。
まとめ
「Wonder Bay Challenge2024」は、参加者一人ひとりに海を守る意識を植え付ける貴重な体験となりました。このイベントを通じて、地域の力を合わせて大村湾を守っていく決意が新たにされました。次世代に美しい海を引き継ぐために、今後もこのような取り組みは重要です。