富山県が「寿司といえば、富山」月間を宣言
富山県では、地域の魅力を最大限に発信する活動の一環として、11月を「寿司といえば、富山」月間、11月の第3日曜日を「寿司といえば、富山」の日として宣言しました。これは、官民が一体となって、富山の寿司を中心にした食文化や観光を広めるためのPRキャンペーンの一部です。
1. 「とやまクラフト寿司」の誕生
11月1日には「とやまクラフト寿司」を始めとする多彩な食文化体験が展開されます。参加するのは、イタリアンやフレンチ、中華、韓国料理、スイーツ店など、合計19業種の飲食店です。それぞれのシェフが、「寿司を連想させる」創作メニューを開発し、富山の新たな食文化を提案します。この新しい食体験は2025年11月1日から提供開始され、特設サイトも開設されます。
2. 各地で開催されるイベント情報
この月間に合わせて、様々なイベントも予定されています。まず、富山市では11月1日に、「すしのまちとやまデー」が開催され、ます寿しの食べ比べや、寿司をモチーフにしたガラス作品の展示販売などが行われます。また、魚津市では11月3日、魚津水族館で「寿司ネタライブ」が行われ、泳いでいる魚たちが寿司ネタになる過程を観察できます。
3. 富山駅での特別展示
さらに、富山駅では、11月5日から30日まで、「寿司レンジャー」の顔出しパネルを設置し、来場者が「ます寿しレンジャー」や「シロエビ軍艦レンジャー」になって写真を撮ることができます。これは、ユニークな写真スポットとして人気を集めることでしょう。
4. 「すしフェスティバル2025」の開催
官民総力を挙げて、11月16日には「すしフェスティバル2025」が富山駅で開催されます。このイベントでは、寿司握り体験や、多彩なメニューの販売、日本酒の試飲といった魅力的なプログラムが展開され、地域の企業や行政も一体となって盛り上げます。
5. 寿司と日本酒のコラボレーション
11月1日からは、富山県内の酒造会社が共同で「寿司と相性が抜群のお酒」を販売しています。富山深海産の新鮮なネタと共に、地元の日本酒を楽しむという、人々の食生活を豊かにする取り組みです。
6. 人材育成セミナーも開催
更に、11月5日には、富山広告協会主催で「すしがつなぐ富山の未来と世界」というセミナーが開かれます。寿司職人の人材不足問題を受け、業界の専門家が富山の寿司文化の未来について語ります。このセミナーは、地元の若者たちにとって貴重な学びの機会となるでしょう。
富山県は、食を通じて地域の魅力を広く発信することを目指しており、今年の11月はその活動が特に活発化しています。この機会に、ぜひ「寿司といえば、富山」に触れ、その魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。