資本参加で環境貢献
2024-09-30 20:54:01

三井住友トラスト・パナソニックファイナンスがエコデモに資本参加し環境貢献を強化

三井住友トラスト・パナソニックファイナンスがエコデモに資本参加



株式会社エンビプロ・ホールディングスの連結子会社、エコデモが三井住友トラスト・パナソニックファイナンス(SMTPFC)からの資本参加を発表しました。この取り組みは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた中で、建築物のライフサイクルにおけるCO2削減を目指すものです。

資本参加の背景


現在、日本の産業ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や製品構造の変化が進行中です。これに伴い、事業再編が進むことで工場や拠点の統廃合が発生し、大量の不要物やスクラップが生じる見込みです。しかし、建築物等のライフサイクルにおけるCO2削減の取り組みは、まだ具体的な実態を把握するまでには至っていません。

エンビプロ・ホールディングスは、「サーキュラーエコノミーをリードする」という戦略コンセプトのもと、グリーンマテリアルの需要増加を重要な課題と位置づけています。また、2024年に新設するエコデモの役割も大きな期待が寄せられています。解体工事や片付けを専門とするエコデモから発生した金属資源は、グループ内でサプライチェーンを一元化し、CO2排出を抑えた「グリーンスチール」の製品化に寄与する予定です。

SMTPFCの取り組み


SMTPFCグループは、リデュース・リユース・リサイクル(3R)の施策を強化し、エコデモとのパートナーシップを通じて、建物や工場設備の解体・処分撤去といった業務を一貫して提供します。このコラボレーションにより、施設や設備の解体から生じる不要物を効率的に処理し、顧客の多様なニーズに応えていく方針です。さらに、エコデモの「グリーンスチール」モデルを広めることで、様々な業界においてサーキュラーエコノミーの推進が進む見込みです。

資本参加の概要


エコデモは2024年9月20日に株主総会を開催し、第三者割当増資を行うことを決定しました。SMTPFCは、同月30日にこの増資引受けの手続きを行っています。この資本参加により、両社は経営資源をより効果的に活用し、社会的責任を果たすための基盤を築くことが期待されます。

今後の展望


資本参加がもたらす影響は2025年6月期には軽微ですが、長期的には潜在的な顧客の確保やCO2削減に対するニーズの高まりに伴い、事業の拡大が見込まれています。エコデモとSMTPFCの連携は、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

会社概要


エコデモは、静岡県富士宮市に本社を構え、機械や建物の解体、資源リサイクル、産業廃棄物の処理などを行っています。SMTPFCは東京都港区を拠点としており、幅広いファイナンスサービスを提供し、社会や環境問題の解決に貢献しています。この両者の強力な連携は、今後、より持続可能な社会の構築に寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社エンビプロ・ホールディングス
住所
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