信用の循環を考える
2020-02-10 10:00:03
DeNAが仕掛ける『信用』をテーマにしたコミュニケーション施策
「#が信用される世の中へ」— 新たな視点で考える信用のあり方
最近、DeNAは山口フィナンシャルグループと共に、広島、山口、福岡の三県で「#が信用される世の中へ」というテーマを掲げたコミュニケーション施策を展開しています。この取り組みは、いかに信用が人々の生活や経済に影響を与えるかを再考することを目的としています。
信用とは何かを再定義する
この施策の核となるのが、リリップという与信アプリです。リリップの特徴は、利用者の日常的な行動が信用として評価される点です。伝統的な与信評価は、経済的なステータスや職歴に依存しがちですが、リリップはもっと身近で、具体的な行動に基づいています。例えば、誠実な言動や感謝の気持ちを表す行為が、実際の信用に繋がるという考え方で、多くの人にとって親しみやすく感じられます。
DeNAの社員自身が、住宅ローンの申し込み時に僅か1か月の勤続年数が原因で融資が受けられなかった体験を基に、リリップは生まれました。この経験から、信用のある社会を作るためには何が必要なのか、真剣に考えるきっかけとなっています。
コミュニケーション施策の内容
「#が信用される世の中へ」では、様々なメディアを通じて対話を促すコンセプトが盛り込まれています。第一に、中国新聞での新聞広告。この広告には、両社長の直筆署名が入った宣言文が掲載され、地域に住む人々に信用の重要性を問いかけています。これにより、読者が自らの信用のあり方を考え直す契機を提供しています。
次に、屋外広告とトレイン広告が展開され、地域特有の文化やシチュエーションに合わせたメッセージが発信されています。これにより、住民が「信用」について話し合うきっかけを作り出しているのです。
SNSでの広がり
また、SNS広告を通じても「#が信用される世の中へ」をテーマにしたツイートを募集中です。この試みは、全国からの参加を促し、各自の考える「信用」像が広がることで、さらに多様な視点を集めています。
信用の価値を見つけるリリップ
リリップは、「信用の循環」を生み出すためのプラットフォームとして大きな役割を果たしています。このアプリを利用することで、日々の行動が具体的な信用評価に繋がり、金利の低減といった形で還元されます。このように、日常の基本的な行動が経済的な利益に直結する仕組みは、ユーザーにとっての新しい価値を提供します。
地域経済への影響
さらに、リリップは地方銀行との提携を通じて、地域経済の活性化にも寄与します。地元金融機関との連携により、地域コミュニティ全体に益をもたらすことが期待されています。このような多角的なアプローチによって、信用の概念が広がり、より良い社会の実現に向けて動き出しているのです。
まとめ
DeNAと山口FGが展開する「#が信用される世の中へ」は、ただのスローガンに留まらず、地域と共に成長し、変化するための重要なステップです。信用を再定義し、コミュニケーションを通じて新たな価値を生み出す取り組みは、個人の生活、地域経済、そして社会全体に対するポジティブな影響を与えています。あなたもこの信用の輪に参加してみませんか?
会社情報
- 会社名
-
株式会社ディー・エヌ・エー
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ
- 電話番号
-