新紙幣発行から約3か月、利用状況の調査
2024年6月に新紙幣が発行されてから約3か月が経過しました。この期間を対象にした調査が行われ、普段の買い物における新紙幣の利用状況やキャッシュレス決済の影響について、500人の回答をもとにした結果が発表されました。
普段の買い物における新紙幣の利用
新紙幣を普段の買い物で利用した人の割合は66%に達しました。年代別に見ても、この利用率には大きな偏りはなく、20代から60代までの幅広い層が新紙幣を活用していることが示されています。
具体的に新紙幣を使用した場所に関するアンケートでは、スーパーマーケットが63%で最も高い比率を占めました。続いて、コンビニエンスストアが34%、ドラッグストアが20%と多くの人が日常的に新紙幣を用いている様子がうかがえます。その他の利用場所には郵便局や入金・振込手続きも含まれていました。
新紙幣に関する困難の有無
調査では、87%の人が「新紙幣が利用できず困ったことはない」と回答しており、旧紙幣からのスムーズな移行が確認されています。ただし、「困ったことがある」と答えた人には20代・30代の割合が高い傾向が見られました。具体的に、どのような場面で困難を感じたのかを聞いたところ、様々な声が寄せられました。
キャッシュレス決済の影響
さらに、「新紙幣の発行がキャッシュレス決済利用に影響した」と答えた人の中で、84%が「キャッシュレスでの支払いが増えた」と述べています。この調査結果から、新紙幣がキャッシュレス化を促進していることが明らかになりました。不特定多数が利用する自動販売機や券売機の新紙幣対応にコストがかかるため、店舗側はキャッシュレス決済を選ぶ傾向が強まっているのです。
まとめ
今回の調査は、20~60代の男女500名を対象に、新紙幣利用とキャッシュレス決済に関する意識を探るものでした。新紙幣の導入が進む中、消費者の間での変化は穏やかではあるものの、特に自販機や自動精算機はまだ新紙幣に未対応のものも見受けられます。しかし、一部店舗では新紙幣の発行を契機として、キャッシュレス決済を導入する動きも見られています。今後もキャッシュレス決済の浸透と新紙幣の利用がどう進むのか、注目が必要です。
調査概要
- - 調査名称: キャッシュレス決済利用に関する意識調査
- - 調査方法: インターネット調査
- - 調査期間: 2024年9月11日~9月13日
- - 有効回答: 全国の20代~60代の男女 500名
詳細な調査データは、
こちらからダウンロードできます。