長野森林組合とバイウィルが手を組み、地域脱炭素化を加速!J-クレジット創出で新たな森林の価値を創造
長野県を拠点とする長野森林組合と、全国でカーボンニュートラル実現を目指す株式会社バイウィルは、森林管理によるJ-クレジットの創出・販売に向けた契約を締結しました。この契約は、地元の八十二銀行によるビジネスマッチングが縁となり実現しました。
バイウィルは、長野森林組合が管理する森林から生まれたJ-クレジットの申請手続きから販売先の探索までを包括的にサポートします。J-クレジットとは、企業などが行った温室効果ガスの削減・吸収量を国が認証したもので、カーボンオフセットとして活用できます。
長野森林組合の取り組み:持続可能な林業で地域貢献
長野森林組合は、長野市を中心とした8市町村の森林整備を担い、組合員の委託だけでなく国や県、市町村の有林も管理しています。SDGs推進企業登録制度にも参加し、「木育」への協力など、積極的に地域貢献を行っています。
再造林や保育面積の拡大、木造建築や木材製品販売の拡大など、持続可能な林業を推進し、地球温暖化防止にも貢献しています。今回のJ-クレジット創出は、地域脱炭素化に向けた新たな取り組みであり、その収益はさらなる森林保全に活用されます。
バイウィルの役割:環境価値の創出と流通を促進
バイウィルは、J-クレジット創出における手続きの煩雑さや費用、販売先の確保といった課題を解決することで、全国各地で環境価値の創出と流通を促進しています。金融機関との連携により、地域に根ざした環境価値創出を支援しています。
今回の取り組みでは、長野森林組合が管理する森林のCO2吸収量をJ-クレジットとして認証取得し、8年間で19,184t-CO2の吸収量が見込まれています。2024年度中のプロジェクト登録を目指し、手続きが進められています。
地域脱炭素化への貢献と未来への展望
長野森林組合とバイウィルの連携は、地域脱炭素化を加速させるだけでなく、森林の新たな価値を創造し、持続可能な社会の実現に貢献します。
長野森林組合の代表理事組合長、和田智氏は、「J-クレジット創出は、森林組合が社会に貢献できる取り組みです。バイウィルとの連携により、気候変動対策、自然災害の抑制、地域森林整備の拡充、森林の多面的機能保全に貢献できることを期待しています。」とコメントしています。
バイウィルは、今後も地域と連携し、環境価値の創出と流通を促進することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。