三社電機製作所が新しく発表した高速ダイオードの魅力
三社電機製作所は、最新の「ディスクリートタイプ(TO-3P)」高速ダイオードの販売を開始しました。この製品は、60Aおよび200Vという強力な性能を誇り、非絶縁型として設計されています。近年、環境に配慮した電源装置に対するニーズは高まり続けており、本製品もその流れに応えるべく開発されました。
環境に優しい電源装置の需要増加
地球環境に配慮した製品の開発は、特に電源装置において重要視されています。インバータ溶接機などの高効率電源装置の需要が高まる中、エネルギー効率や資源の省エネ化、小型化が求められています。三社電機製作所は、このニーズに応えるため、特に高速ダイオードが必要不可欠であると考えています。
高性能を実現した新技術
新しく開発された高速ダイオードは、高速スイッチングを実現する革新的なプロセス技術を用いています。これにより、様々な電源装置の小型化や効率化に寄与することが期待されています。具体的な数値としては、逆回復時間は35ns(Typ.IF=60A、Tj=25℃時)、順電圧降下は0.97V(同)という高性能を誇ります。また、逆電流はわずか0.2mA(Typ.VR=200V、Tj=150℃時)に抑えられています。
幅広い用途での活用
この高速ダイオードは、インバータ溶接機や通信電源、スイッチング電源、さらには充電器など、様々な用途で活用されることが見込まれています。高性能なダイオードは、効率だけでなく、機器の信頼性や耐久性の向上にも貢献します。
環境配慮と安全基準
新製品はRoHS指令(2011/65/EU)に準拠しており、自社の環境配慮の姿勢を表しています。これは、特定の有害物質の使用を制限するものであり、利用する顧客に安心を提供します。環境保護を意識した製品を選ぶことで、持続可能な社会の実現にも寄与します。
今後の展望
三社電機製作所は、高速ダイオードの新技術を基に、今後もディスクリート製品や小型モジュール製品に焦点を当てた展開を行う予定です。これにより、産業用電源機器のさらなる効率化や小型化を推進し、市場のニーズに応え続ける所存です。
会社の歴史と理念
三社電機製作所は、昭和8年から長年にわたって電源機器およびパワー半導体の製造に注力してきました。「常に社会の求める製品の創造に努め、より良い品質によって社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、研究と開発を続けています。 公式ウェブサイト(
三社電機製作所のホームページ)では、さらに詳しい情報をご覧いただけます。
問い合わせ先
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