堀場雅夫賞2025受賞者
2025-07-31 11:54:33

2025堀場雅夫賞の受賞者発表と授賞式の詳細について

2025年度堀場雅夫賞の受賞者発表



株式会社堀場製作所は、2025年度の堀場雅夫賞受賞者を発表しました。この賞は、分析・計測技術に関する研究開発を奨励することを目指しており、今回も注目の受賞者が決定されました。受賞者の研究は、次世代医療に向けた革新的な技術を有しており、それぞれが独自のアプローチで医療の進展に寄与しています。実施される授賞式は、2025年10月17日(金)に京都大学で行われる予定です。

受賞者とその研究テーマ


堀場雅夫賞受賞者



1. 加地 範匡(カジノリタダ)氏
国立大学法人九州大学大学院工学研究院応用化学部門(機能)教授
研究テーマ:非標識・非破壊単一幹細胞分析技術の開発
加地教授は細胞治療のために、安全性を担保する細胞の評価技術を開発しました。この技術は細胞の特性を単一細胞レベルで非破壊かつ迅速に評価できるもので、細胞医療における適用が期待されています。

2. 西原 諒(ニシハラリョウ)氏
国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員
研究テーマ:潜在的発光酵素機能を利用したタンパク質分析技術の開発
西原氏は新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を利用した迅速なタンパク質分析技術を開発しました。簡易な検査が可能となり、医療現場での実用化が期待されています。

3. 安井 隆雄(ヤスイタカオ)氏
国立大学法人東京科学大学生命理工学院教授
研究テーマ:ナノワイヤによるリキッドバイオプシーの開拓
安井教授は細胞外小胞の解析に適したナノワイヤを用いて、がん検知に特化した「リキッドバイオプシー」の技術を進化させました。この技術はがんの早期発見に貢献することが期待されています。

特別賞受賞者



4. 黄 琳(ホアン・リン)氏
上海交通大学医学部准教授
研究テーマ:プラズモニックナノアレイを用いたがん進行過程の識別技術
黄氏は高度な代謝バイオマーカーの解析技術を開発し、特にがんの早期診断における高感度な検出を実現しました。この技術は他の医療分野にも応用が期待されています。

授賞式の概要


授賞式は、学術界や行政から自然な出席者を迎え、以下のプログラムで実施されます:
  • - 第一部:受賞記念セミナー(14:30~)
受賞者たちの講演が行なわれます。
  • - 第二部:授賞式(17:00~)
受賞研究の紹介および授賞が行われます。詳細については公式ウェブサイトにて公開される予定です。

まとめ


堀場雅夫賞は、優れた分析・計測技術の開発を支援し、次世代医療に向けた研究にスポットを当てています。2025年度の受賞者は、医学の進歩に大きく寄与する研究を行っており、今後の活躍が期待されます。受賞式に出席予定の皆さんも、新しい技術の誕生に是非注目してください。


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会社情報

会社名
株式会社堀場製作所
住所
京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地
電話番号

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