微生物種の検索を革新する新たなツールの登場
2023年、バイオテクノロジーやスマートセルの開発において新たな一歩が踏み出されました。この新しいツール「微生物選定支援ツール」は、特性情報をもとに、世界各国で一般公開されている主要なデータベースから必要な微生物種を横断的に検索することを可能にしました。これは国内初の試みであり、研究者にとっては大きな利便性をもたらすことが期待されています。
バイオものづくりの現状
近年、バイオものづくり分野では、持続可能なリソースの活用が求められています。特に「スマートセル」は、原料から製品へのプロカスを効率化するために重要な存在です。しかし、従来の微生物探索は様々なデータベースに分散しており、個別に情報を確認する手間がかかっていました。これが研究者にとっての負担となっていたのです。
新たなデータベースの開発
「微生物選定支援ツール」は、NEDOの支援を受けて、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が開発したものです。このデータベースは、培養温度、培養pH、酸素要求性などの七種類の特性情報をもとに、約67,000件の微生物株情報を整理・統合しています。この情報をもとに、日本語で微生物を検索できるため、研究者にとって非常に使いやすくなっています。
データベースの特長
新たに開発されたこのデータベースでは、効果的に微生物を調査できることが特長です。特性情報から微生物種を検索することで、必要な特性を持つ微生物を迅速に見つけることができます。また、培養温度や培養pHに関する分布をヒストグラムで示すなど、視覚的な探索も可能です。これにより、研究者は直感的にデータにアクセスできるようになったのです。
今後の展望
本データベースは2026年2月に、NITEの運営する「生物資源データプラットフォーム(DBRP)」上で公開されました。今後、NEDOとNITEは利用者からのフィードバックをもとに、さらなる機能の拡充を図ることを計画しています。これにより、研究者がより容易に関心のある特性を持つ微生物を探し出すことが可能になります。
お問い合わせ先
この取り組みについての詳しい内容や利用方法については、以下の連絡先までご連絡ください。
TEL: 044-520-5220
E-mail:
[email protected]
TEL: 03-3481-1972
E-mail:
[email protected]
この新たなデータベースは、バイオテクノロジー分野での研究効率を格段に向上させることが期待されており、今後の発展に注目です。