新しい社会課題解決ツール「evaGraphy」
「evaGraphy」は、医療従事者を中心に多様な職種が集まり、社会のバグ(障壁)を解決することを目的としたオンラインプラットフォームです。昨今、私たちは様々な環境の中で目に見えにくい問題に直面しています。これらのバグは日常生活の不便さから、社全体で解決すべき深刻な課題まで、幅広い範囲にわたります。しかし、こういった課題は小さなものほど見落とされがちで、大きなものは問題提起が難しいという現実があります。
コミュニケーションの可視化とその意義
このプラットフォームの特徴は、言葉だけでは伝えにくい問題を「可視化」することです。一般の人々でも簡単に課題を写真として投稿することで、目に見える形で情報を共有できます。例えば、医療現場でのヒヤリハットを削減するためのアイデアを探求したり、様々な社会課題の解決策を模索したりすることが可能です。
新機能とテーマの拡大
近年、新型コロナウイルスの影響で医療や生活環境についての問題意識が高まる中、evaGraphyはさらなる機能拡大とテーマ領域の拡充を行っています。具体的な新機能としては、まず複数のテーマを同時に立ち上げて投稿できるようになりました。これにより、より多様な視点から問題を議論することが可能になり、さらなる改善策の模索が期待されます。また、会員以外の方々がより簡単に投稿できる機能も追加され、情報の流通がより活発に行われることが見込まれています。
さらに、収集したデータは簡単にダウンロード可能であり、様々な分析やフィードバックが行えるように設計されています。
「まもるをまもる」の取り組み
evaGraphyを運営する「まもるをまもる」は、臨床工学技士とインダストリアルデザイナーが中心となって設立された団体です。この団体は医療現場の課題に対し、企業との連携を進め、命を守るための仕組みを創り出す活動をしています。具体的には医療機器の開発支援や現場に関する講演会・セミナーの開催など、多岐にわたる取り組みが行われています。
どうやって始めるのか
新たな課題を解決したいと思ったら、まずはプロジェクトを立ち上げ、まもるをまもると契約を結びます。その後、専用のURLが提供され、プロジェクトメンバー間で必要な情報を共有し活動を始めます。参加者は問題点や違和感を撮影してコメントと共に投稿し、他メンバーの投稿に対して感想を共有することもできます。これにより、具体的な改善案が浮かび上がり、チーム全体での議論を深めることができます。
まとめ
「evaGraphy」は医療現場だけでなく、他の社会課題に対しても使える多機能プラットフォームとして進化しています。さまざまな専門職が集まることで、多視点からの議論が生まれ、新たなアイデアが次々と生成されることを期待しましょう。
ぜひ、「evaGraphy」の公式サイトを訪れてみてください。詳細情報はこちら→
evaGraphy公式サイト