株式会社Oyraaは、誰もが好きな場所で生きられる多文化共生社会の実現をビジョンに掲げ、24時間365日いつでも予約不要でプロの通訳者を呼び出せる通訳アプリ「Oyraa」を提供しています。
同社は、2024年4月から5月にかけて募集された「ソーシャルXアクセラレーションプログラム東京第2期」において、ファイナリストに選出されました。
「ソーシャルXアクセラレーション」は、株式会社ソーシャル・エックスが提供する官民共創型アクセラレーションプログラムです。行政との実証実験を通じてインパクトを可視化し、財務リターンと社会的インパクトの両立を目指しています。
Oyraaが解決を目指す社会課題は、少子高齢化が進む日本における外国人労働者の増加です。2040年までに1,000万人規模の外国人労働者を受け入れる必要があり、その内訳を見ると、非英語圏からの移住者が増加傾向にあります。特に、ベトナム、インドネシア、ネパールからの移住者数は近年急増しており、各自治体がすべての在留外国人に必要な支援体制を構築することは困難です。
そこでOyraaは、153言語2,700名のグローバル通訳者プラットフォームとスマホアプリを通じて、自治体と連携し、強固な在留外国人支援体制を構築することで、多文化共生社会の実現に貢献することを目指しています。
ソーシャルXアクセラレーションプログラムでは、ファイナリストに選出された企業に対して、3ヶ月にわたるメンタリング、自治体との面談、ソーシャルインパクトを学ぶワークショップが提供されます。Oyraaは、これらの機会を通じて、サービスの価値を高め、より多くの自治体との共創による社会課題解決を目指していきます。
Oyraaが提供する通訳アプリ「Oyraa」は、AIでは実現できない高品質・柔軟性を兼ね備えた人間ならではの通訳サービスを、誰でも簡単に低コストで利用できるようにしています。将来的には、蓄積されたデータを活用し、人間に負けない品質や柔軟性を持った機械音声通訳サービスの開発を目指しています。
OyraaのソーシャルXアクセラレーションプログラムファイナリスト選出は、同社の多文化共生社会実現に向けた取り組みが評価されたことを示しています。
通訳アプリ「Oyraa」は、外国人労働者の増加や多様化する社会の中で、言語の壁を取り除き、コミュニケーションを円滑にする重要な役割を果たすと期待されています。
今後、Oyraaは、ソーシャルXアクセラレーションプログラムを通じて、自治体との連携を強化し、サービスの質を高めていくことで、より多くの地域社会に貢献していくことが期待されます。
また、機械音声通訳サービスの開発も進めることで、さらに幅広いユーザーにサービスを提供できるようになるでしょう。
Oyraaの取り組みは、多文化共生社会の実現に向けて、大きな可能性を秘めていると言えるでしょう。