日本の味、世界へ
2021-07-28 08:50:02
インシンクが新たに展開するフード流通システム「GENU」で日本の味を中国に届ける
インシンクの新たなる挑戦「GENU」
日本の飲食業界がコロナ禍で困難な時期を迎えていますが、そんな状況に立ち向かう新たなフード流通システム「GENU」が登場しました。INSYNCが運営するこのシステムは、直接海外の消費者に日本の食文化を届けることを目的としています。これにより、日本の飲食ブランドは高いクオリティを維持しつつ、中国という大市場に進出できるチャンスを手に入れました。
新たな収益源とリスク管理
「GENU」の最大の特長は、ゼロ投資で日本食を海外に展開できる点です。これにより、国外展開を希望する飲食ブランドにとって大きな機会が広がります。特に、消費者は好みが多様化しており、デリバリーを利用する若者層は新しい味を求める傾向が強まっています。これに応える形で、日本食を簡単に楽しめる環境を整えることができます。
日本食の質の高さは海外でも広く認知されていますが、同時に進出には高額な初期投資や広告費、現地におけるパートナーシップの構築など、多くのリスクが伴います。このため、「GENU」は低リスクでの市場進出を実現する画期的な方法です。
中国のデリバリー市場の拡大
中国ではデリバリー市場が急成長を見せています。4億6000万人のアクティブユーザーが日々デリバリーを利用し、年間の取引総額は11兆円に達します。特に20代の若者たちは、中華料理だけでなく、海外の美食やスイーツへの関心を高めており、日本の飲食ブランドにとっては新たな市場が開かれたとも言えます。
「GENU」の画期的なシステム
具体的には、「GENU」は日本の飲食ブランドが持つレシピを半加工品に変換し、中国の工場で製造。この半加工品を既存の飲食店へ供給して、現地で最終的な調理を行い消費者へと届けられます。この仕組みにより、海外進出を希望する飲食ブランドは大きな設備を持つ必要はなく、既存のシステムを活用しながらビジネスを行うことが可能です。
さらに、今回の展開として、アジアベストパティシエの称号を持つ庄司夏子シェフが監修したチーズケーキ「蝶迷錦瑟」が中国の深センで販売開始。この商品は特別な日のために設計されており、他では味わえないユニークさが魅力です。
庄司夏子シェフの想い
「natsuko.ete」のオーナーでもある庄司シェフは、丁寧に開発されたレシピで、特にエレガントな食事を求める中国の消費者に届くことを願っています。彼女は、「蝶迷錦瑟」に込められた想いとともに、特別な瞬間を演出するためのケーキであることを強調しています。
インシンクのビジョン
インシンクは『Here I stand, INSYNC』のスローガンのもと、さまざまなブランドが協力して成長する新しいビジネスモデルを提案しています。この「協業共栄」の理念を基に、日本の食文化を海外に広め、その定評ある品質を守り育てていこうとしています。
「GENU」が提供する新たなビジネスチャンスと日本の伝統ある食文化の魅力は、今後の展開に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
インシンク株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-23-4桑野ビル2F
- 電話番号
-
03-6555-2693