未来世代が羽田から世界へ発信!「ミニ羽田」&「世界こども×地域合衆国サミット」開催報告
2023年10月8日、羽田空港の羽田PiOにおいて、未来の地域社会を担う子どもたちが集結する、特別なイベントが開催されました。それは、「こどもがつくる、こどものまち『ミニ羽田』」と「第1回 世界 こども×地域 合衆国サミット」です。
こどものまち「ミニ羽田」:子どもたちの創造力が未来を彩る
「こどものまち」とは、子どもたちが主体的に町づくりを行い、様々な職業を体験する活動です。1979年ドイツ発祥のこの活動は、日本全国に300を超える事例があります。今回の「ミニ羽田」は、神奈川県川崎市の「ミニたまゆり」など全国7つのこどものまちの協力を得て実現しました。小学校1年生から中学校3年生までの子供たちが、自分たちで企画した仕事やお店を運営し、活気に満ちた一日を過ごしました。参加費は子どもも大人も500円と、気軽に体験できる価格設定となっています。
世界こども×地域合衆国サミット:未来への提言、大人へのメッセージ
サミットでは、「こどものまち」から選ばれた代表児童(ウクライナ代表を含む)が参加し、シンギュラリティー時代における持続可能な社会のあり方について議論を展開しました。テーマは「従来の価値観が通用しなくなるシンギュラリティー時代において、こども・デジタル・まちの力で、持続可能に変えるにはどうすれば良いか?」。未来を担う子どもたちの真剣な議論は、大人たちに多くの示唆を与えてくれました。
サミットの成果として発表された「未来共創」声明は、以下の5点を柱としています。
1. こどもの権利を第一に考える
2. 持続可能な社会を作る
3. 世界のこどもたちを繋ぐ
4. 新しい産業を生み出す
5. 全国への普及を目指す
これらの提言は、大田区長鈴木晶雅氏、川崎市副市長伊藤弘氏をはじめ、田園調布学園大学学長生田久美子氏、同大学教授番匠一雅氏といった、大人代表への提言として提出されました。
デジタル田園都市国家構想への貢献:地域活性化の新たなモデル
本イベントは、一般社団法人デジタル田園都市構想応援団、田園調布学園大学、一般社団法人 SDGs Innovation HUB、大田区の共同事業です。岸田政権が進める「デジタル田園都市国家構想」や「異次元の子育て政策」にも合致する、地域活性化の新たなモデルとして注目されています。子どもたちの創意工夫と、大人たちのサポートが一体となったこの取り組みは、未来への希望に満ちた、持続可能な地域社会の構築に大きく貢献するでしょう。
まとめ:未来への希望、そして行動を始動
「ミニ羽田」と「世界こども×地域合衆国サミット」は、子どもたちが主体的に未来を創造する場です。このイベントを通して、子どもたちは自らの可能性を信じ、地域社会の変革をリードする一歩を踏み出しました。未来の地域社会を担う子どもたちの挑戦は、私たち大人にも大きな刺激と感動を与えてくれます。
イベント詳細
開催日時:2023年10月8日(日)午前10時~午後4時
会場:羽田PiO(東京都大田区羽田空港1-1-4 HICity ZONE K201)
* 問合せ先:田園調布学園大学地域交流センター (044-966-2780,
[email protected], http://minitama.jp/haneda/)