ゾウとサイを守る
2022-04-20 13:00:06

アースデイに訴えかける、ゾウとサイを守るキャンペーンの全貌

ゾウとサイを守るための新たな試み



アースデイに合わせて、絶滅危機にある野生動物、特にゾウとサイを保護するためのキャンペーンが展開されています。4月25日に東京都内で掲示されたメッセージ広告は、人々に強く訴えかける内容で構成されています。この広告は、野生動物の保護に対する意識を高めることを目的にしており、全部で8種類が用意されています。

ゾウとサイの現状



象牙やサイの角を求める密猟行為は、野生動物の存続に対して非常に深刻な脅威となっています。100年前には約100万頭いたアフリカゾウは、現在ではその数がわずか3%にまで減少しました。特にサイの状況は深刻で、100年前には50万頭以上いたものの、今ではなんと約27,000頭まで減少しています。この密猟行為は非常に残酷であり、サイの角を奪う際には生きた状態で根元から切り取ることが多く、その際には苦痛を伴うことも少なくないのです。

グローバルマーチの意義



2014年から始まったグローバルマーチでは、世界中で野生動物を守るための活動が行われており、日本でも同様の取り組みが行われています。今年度は新型コロナウイルスの影響により、物理的な行動が難しい中で、参加者から集めた写真を用いたモザイクアートポスターを制作しています。このアプローチは、公共の場で注目を集めることを目的としています。

代表理事の山脇愛理さんは、「多忙な日常の中で、ふと目に留まるメッセージをデザインしたい」と語り、ポップでカラフルなデザインが選ばれた理由を述べています。また、専務理事の滝田明日香さんは、このキャンペーンが持つ意義を「野生動物を取り巻く危機感を伝えること」と深く考えており、私たち人間の消費行動が自然にどのように影響しているか、改めて考えさせられます。

あまり知られていない日本の現実



日本は実は世界最大の象牙販売国であり、問題は以前から指摘されています。多くの民間企業が象牙販売を禁止する動きが進む一方で、国内ではまだ象牙が流通しているのが現状です。特にハンコなど高級品に使われる象牙は、日本文化に深く根ざしています。

また、サイの角は中国やベトナム市場で高値で取引されており、その需要は富裕層のステータスシンボルとして位置付けられることが多いです。このような現状を無視しては、ゾウとサイの絶滅は避けられません。

より多くの人に知ってもらうために



グローバルマーチの実行委員会は、毎年この活動を通じて日本が象牙消費大国であり続ける事実を広めることを目指しています。そのために、今年はフォトマーチとして一般から集めた映像をポスターにして広く展示することで、無関心から意識を変えていくことを狙っています。

もちろん、展示の背景には多くの協力者や支援者の存在があり、多くの人がこの問題に真剣に向き合う機会を得られるような環境作りも進められています。

結びに



私たち一人一人が意識して行動することで、未来に残すべき地球の環境を守ることができます。#10年後もゾウとサイが生きる世界へ、私たちの選択が未来を変える一歩です。アフリカゾウの涙を通じて、皆さんもぜひ考えてみてください。

会社情報

会社名
認定特定非営利活動法人 アフリカゾウの涙
住所
東京都渋谷区渋谷三丁目27番11号
電話番号

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