エクセル群馬事業所の挑戦
最近、エクセル株式会社が群馬県桐生市の事業所において2025年10月から全使用電力を100%再生可能エネルギーに切り替えることを発表しました。この取り組みは、同社が所属するセレンディップ・ホールディングス株式会社の環境への配慮と持続可能性を重視する姿勢を示しています。
エクセル株式会社は、国内における生産工場でのCO2フリーを目指しており、群馬事業所での実現により、グループ全体でも環境負荷の低減が進むことでしょう。これまでにも、グループ内の三井屋工場では2025年1月に100%再生可能エネルギーへの全面切り替えを達成しており、今回の群馬事業所の切り替えは、更なる環境対応へのステップとなります。
再生可能エネルギーの利点
当社が採用した再生可能エネルギーは、スマートエコエナジー株式会社から供給されるもので、実質的にCO2を排出しないため、温暖化防止に貢献することが期待されます。群馬事業所の年間使用電力はおよそ646万kWhに達し、これを全て再生可能エネルギーに切り替えることで、年間2,731トンのCO₂排出削減効果が見込まれています。この量は、杉の木約26万本が1年間に吸収する二酸化炭素と同等というから、そのインパクトは計り知れません。
この取り組みは、政府が示す「2030年までに国内拠点のCO₂排出量50%削減」という目標に対しても、90%の削減を達成する見込みを持っており、企業活動と環境保護の両立を図っています。
企業の責任と課題
エクセル株式会社は、再生可能エネルギーの導入だけでなく、生産工程の見直しや改善を通じて、より効率的で持続可能な生産体制を確立していく意向です。気候変動への影響を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献することが、今後の大きな課題であると認識しています。
引き続き、エクセルの取り組みが他の企業の模範となり、環境保護の意識が広まることを期待しています。地域や社会全体の持続可能性を高めるために、今後もさらなるイノベーションと努力が求められます。
会社概要
本社: 名古屋市中区錦1-5-11
設立: 2006年8月
代表取締役社長: 竹内 在
URL:
https://www.serendip-c.com/
事業内容: 経営受託及び事業再生、投資事業、経営コンサルティング
事業所: 東京都中央区京橋2-10-2
設立: 1970年4月
代表取締役社長: 髙橋 直輝
URL:
https://www.3d-excell.com/jp/
事業内容: 自動車関連部品の開発、製造、及び販売