サノフィが実施した中高生向けヘルスリテラシー教育サマースクール
サノフィ株式会社とエスエス製薬株式会社は、認定NPO法人キッズドアと連携し、社会的支援を必要とする中高校生を対象にしたサマースクールを開催しました。このプログラムは、参加者にヘルスリテラシーを育むことを目的としています。
サマースクールの概要
このサマースクールには、14名が参加。開催日は2024年8月22日で、会場はサノフィの東京オペラシティタワーです。プログラムには、医薬品の適正使用やオーバードーズの危険性を学ぶ授業が含まれています。また、薬剤師と相談する重要性や、製薬会社の業務内容についての紹介も行われました。
健康格差の現状
昨今、経済的および社会的要因が影響し、子供たちの健康格差は拡大しています。病院へのアクセスが難しい家庭や健康的な生活習慣が身につけられない子どもたちが多い中で、サノフィは一般的には困難を抱える家庭の子どもたちに対して、学校と異なる学習機会を通じて自身の健康や将来を見つめ直す機会を提供しようとしています。
従業員の取り組み
このサマースクールの運営は、サノフィの有志社員によって行われており、企業文化としてCSR活動が根付いていることがわかります。サノフィの代表である岩屋孝彦社長は、「日本では約9人に1人の子どもが貧困であり、健康習慣やヘルスリテラシーの格差が存在します。そんな子どもたちに薬の正しい使い方や相談の重要性を伝えられることが使命だ」とコメントしています。
学びの内容
サマースクールでは、医薬品が効果を示すメカニズムや正しい使い方についての講義が行われ、参加した生徒たちは熱心にメモを取り、質問を繰り返しました。また、サノフィの研究開発部門の社員が、生徒たちと交流をしながら医薬品開発の体験を提供し、実際の開発過程を実感できる貴重な機会となりました。
企業の責任と持続可能な活動
サノフィは、社会的責任(CSR)をビジネス戦略に統合し、医療アクセスの向上やアンメットニーズに対する研究開発など、多様な取り組みを行っています。2023年には、約800名の従業員が1,300回のCSR活動に参加し、持続可能なインパクトをもたらすための努力が続けられています。
結論
サノフィのサマースクールは、次世代を担う子どもたちに自身の健康や薬の適正使用に対する重要性を知ってもらう機会を提供しました。今後もこのような活動を通じて、子どもたちがより健康に生きるための力を育む手助けが期待されます。