解凍プレートOMRIQ PLATE:新たな挑戦
創業してから90年を迎える自動車部品メーカーの株式会社ミナミダが、初めて自社商品である解凍プレート「OMRIQ PLATE」を開発しました。この商品は、Makuakeでのクラウドファンディングを通じて、その魅力を広めようとしています。従来の大きな解凍プレートとは異なり、コンパクトなサイズでありながら、効果的に食材を素早く解凍する機能を持っています。
解凍プレートの基本機能
「OMRIQ PLATE」はアルミ素材の特性を活かし、食材を常温に戻すためのプレートです。このプレートの最大の特長は、一般的なまな板サイズの解凍プレートに対して、接触面積を3倍に広げたことで解凍速度を大幅に向上させている点です。これにより、食材から出るドリップ量を最小限に抑え、美味しさを保ちながら解凍が可能になります。
解凍速度の革新
OMRIQ PLATEは、食材の上下を挟むことで中心部まで均一に解凍することができるため、解凍ムラを大幅に低減する効果があります。また、これを冷凍庫に入れることで冷凍速度も向上し、効率的に食材を保存することができます。特に、200gの牛肉を挟むと、通常の約2.5倍のスピードで解凍されることが確認されており、実用性も兼ね備えています。
多様な使用シーン
OMRIQ PLATEのサイズは7cm x 7cmで、わずか75gと非常に軽量です。このコンパクトなサイズは、収納や持ち運びに便利で、限られたスペースのキッチンにも適しています。和菓子を盛る皿や粗熱取り、キャンプなど多様なシーンで使用でき、利便性を広げています。
環境に優しい冷間鍛造技術
ミナミダ社は冷間鍛造技術を使った金属小物部品の製造を行ってきました。この技術は、常温で金属を変形させるため、切り屑を出さずにリソースを無駄にせずに生産を行える点が注目されています。環境問題が騒がれる中、カーボンニュートラルな取り組みとしても再評価されています。
開発者の情熱
この商品が誕生したきっかけは、ミナミダ社の工場長がキャンプの際にPC用のヒートシンクを使って肉を解凍しているのを見て思いついたことです。新しい挑戦を続けてきた同社が、「父ちゃん、母ちゃんが作った製品」と自信を持てる商品を作りたいという希望から、このOMRIQ PLATEの開発が始まりました。
商品詳細と今後の展望
OMRIQ PLATEの詳細は以下の通りです:
- - 寸法: 7cm x 7cm x H1.3cm
- - 材質: アルミ合金
- - 技術: 冷間鍛造
- - 重さ: 75g
- - 表面処理: シリコン樹脂塗装(ブラック)
Makuakeプロジェクトでは、サンプルも展示されており、興味がある方はぜひ訪れて実物を確認してみてください。4月末頃から商品は一般販売を開始する予定です。
公式サイトやInstagramで最新情報をチェックし、この画期的な解凍プレートが皆さんのキッチンでどのように役立つか、ぜひ体感してください。