経営数値データ活用法
2015-03-20 13:13:15

経営数値データ活用の実態と財務部門強化の鍵を探る調査結果

経営数値データの活用と財務部門の強化に向けた調査結果



企業の成長を支える基盤として、経営数値データの重要性がますます高まっています。最近の調査では、65%の企業がマネジメントに必要な数値データが提供されていると回答し、その多くが「収益管理」や「予算管理」目的で活用されていることがわかりました。しかし、会計システムは主に経理部門のみで使用されている実態があることが浮き彫りとなっており、経営者や営業現場での利用が進んでいない状況が明らかになりました。

この調査は、全国の正社員数が2000人未満の企業を対象に、経営数字データを利用している経営者や部長を対象に実施されました。調査期間は4日間で、300名の有効回答が得られています。ここでは、調査結果のポイントをまとめてご紹介します。

1. 経営数字データの提供状況


調査結果によると、65%の企業が「マネジメントに必要な経営数字データが提供されている」と答えており、その主な活用目的は「収益管理」が最も多く76.3%を占めています。また、会計システムの利用は「経理部門のみ」とする企業が44%にのぼり、経営全体でのデータ活用が不足していることが浮き彫りになりました。

2. 自社の財務・会計部門の評価


経営数字データが十分に提供されていると考える企業の61.2%が、自社の財務・会計部門を「強い」と評価しています。特に営業利益が上向きの企業においては、財務部門の強さの認識が高いことがわかりました。これからは、企業の成長と利益向上のためには、財務・会計部門の情報提供の重要性が増すと考えられます。

3. 財務・会計部門の強化に必要な要素


財務・会計部門を強化するためには、専門知識の深化が37.3%と高い回答を得ていますが、それだけでは不十分です。データの連携が20.5%と続き、システム間のデータ連携が今後の課題として挙げられました。これにはERPシステムなどの導入がカギになると考えられます。

4. 総括


調査からは、経営数字データの活用が企業の財務・会計部門の強化と営業利益の向上に寄与することが示されました。特に他社と比較した際に自社の財務部門を強いと評価する企業は、営業利益が改善しているケースが多いことが確認されました。今後も定期的な調査と情報発信を通じて、企業が具体的な課題を解決し、成長を続けることができるようサポートしていきます。

さらに、調査結果の詳細は「ICTのmikata」サイトで報告されており、経営数字データの利用実態に関するレポートも掲載されています。これを活用して企業は自社の状況を見直し、戦略を立てる一助となることでしょう。

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