セブン‐イレブンがOmnissaのソリューションを導入し店舗運営を大革新
セブン‐イレブンが新しい店舗運営を実現
全国に約21,000店舗を持つセブン‐イレブン・ジャパンが、米国のデジタルワークプラットフォームのリーダーであるOmnissaのクラウドベースのソリューションを導入することを発表しました。この取り組みは、同社の店舗運営の効率化と省人化を目指す次世代店舗システムの全面刷新を含んでいます。
次世代店舗システムの必要性
今、日本と多くの先進国が直面しているのは、労働人口の減少と高齢化です。セブン‐イレブンでもこの課題への対応が急務となっています。それに伴い、店舗の運営品質を高めるためには業務の効率化が不可欠です。この背景から、セブン‐イレブンは『クラウドベースで誰でも使いこなせる仕組み』を導入し、店舗運営の基盤を改革することを決めました。
Omnissaのソリューション
セブン‐イレブンが選んだのは、Omnissaが提供する包括的なMDM(モバイルデバイス管理)ソリューション、Omnissa Workspace ONEです。これにより、約30万台のタブレットやモバイル端末を単一のSaaS環境で一元管理することができ、様々なプログラムやアプリケーションの配信・設定も円滑に行えるようになります。
2025年2月より、セブン‐イレブンはこのシステムの全面導入を開始し、全国の店舗でタブレットやモバイル端末を効率的に管理できるようになります。これにより、OSのアップデートやセキュリティ設定の配信、アプリケーションのインストールも迅速かつ計画的に行えるようになります。店舗間の機能差を解消し、運営の統一性と安定性が大幅に向上することが期待されています。
リモートサポート機能で新たな顧客体験
さらに、Omnissa Workspace ONEにはリモートサポート機能が実装されています。これにより、万が一端末の不具合が発生した際、セブン‐イレブンのコールセンターが遠隔でトラブルシューティングをサポートします。迅速な対応は顧客満足度の向上に直結し、スタッフは顧客対応にさらに集中することが可能になります。
AI技術によるさらなる進化
今後、セブン‐イレブンとOmnissaはAI技術を活用したプロアクティブなサポート機能の実装を進める方針です。具体的には、店舗で使用されるタブレットやモバイル端末のバッテリー状態やアプリの利用状況をリアルタイムで可視化し、トラブルを未然に防ぐ仕組みの構築を目指します。これによりセブン‐イレブンは、IT管理者や店舗スタッフの利便性を高め、さらなる顧客満足に貢献します。
まとめ
セブン‐イレブンがOmnissaのクラウドソリューションを導入することは、店舗運営の効率化と省人化という現代の課題に対する大きな一歩です。今後もより高水準な顧客対応を実現するために、革新的な技術が加わっていくことでしょう。今後の展開にも注目です。
会社情報
- 会社名
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Omnissa Japan 合同会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア 39階
- 電話番号
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