歌舞伎町タワーの夜
2023-06-27 19:30:01

新たな文化の発信地としての東急歌舞伎町タワーがナイトライフの未来を語るトークセッション

東急歌舞伎町タワーが提案する新たなナイトライフ



2023年4月14日に開業した東急歌舞伎町タワー。ここは、東京のエンターテインメントの中心地・歌舞伎町に新たな光をもたらすスポットとして、多くの人々を魅了しています。このタワーでは、ナイトタイムの活性化や文化の発信といったテーマで様々なイベントが行われており、その中でも特に注目されるのが、先日開催されたトークセッションです。

JNEAが語るナイトタイムの重要性



トークセッションは、一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)の代表理事・齋藤貴弘氏がナイトタイム活性化に向けた活動報告を行うところから始まりました。齋藤氏は、パンデミックが影響を与えた時代を経て、ナイトライフの重要性がますます高まっていると訴えます。アムステルダム市長の言葉を引用し、「都市にとって夜は非常に重要であり、それに対する価値を見いだすことが必要」と強調しました。特に、官民一体となったナイトタイムエコノミーの推進と政策化が求められるとの考えを示しました。

東急歌舞伎町タワーの取り組み



続いて登壇したのは、東急株式会社の執行役員で歌舞伎町タワーの支配人を務める木村知郎氏です。木村氏は、タワーが開業から1ヶ月で100万人を超える来場者を記録したことを紹介し、タワーの開業によって周囲の街全体が活性化している様子を説明しました。特に、タワー内にあるライフスタイルホテルの宿泊客の8割がインバウンド客であることを指摘し、国際的な観光地としてのポテンシャルを示しました。

木村氏はまた、ナイトタイムをテーマにした多様なアクティビティの可能性についても触れました。「映画館は全席がプレミアム仕様で、地下のクラブでは昼と夜で異なる形態の運営を行うなど、新たな挑戦を続けています」と述べ、街が夢を実現する場となるような仕掛けを考えたいと語ります。

アートとエンターテインメントの融合



さらに、現代の都市開発におけるアートやエンターテインメントの重要性についても議論されました。森ビルの杉山央氏とディー・エヌ・エーの田島邦晃氏が登壇し、特にアートが持つ力に焦点を当てました。杉山氏は「アートは人々に新しい発見を提供し人生を豊かにする要素である」と語り、未来の麻布台ヒルズなどのプロジェクトでもチームラボとのコラボレーションを計画していることを紹介しました。

海外のナイトエコノミーの状況



最後に、JNEAの理事である梅澤高明氏が海外のナイトタイム市場の最近の動向について報告しました。ベルリンやロンドンの現状を踏まえ、各都市がどのように夜間文化を振興しているか、またその中で新たな課題を抱えていることを明らかにしました。特に、ロンドンではナイトクラブの数が減少していることや、独立系の文化施設が持つ役割の重要性について強調されました。

今回のイベントまとめ



このトークセッションを通して、東急歌舞伎町タワーが提供する新たなナイトライフの形と、それを支えるための様々な取り組みの重要性が再確認されました。今後も文化的価値の高いコンテンツを発信し続けることが、都市の発展に寄与することが期待されています。歌舞伎町タワーは、訪れる人々にとって夢を実現するための場所としてさらに進化していくのでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会
住所
東京都渋谷区代々木1丁目25−5
電話番号
090-4743-1367

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