ギルドヒーローズとSDGs
2022-11-24 11:00:02
ギルドヒーローズのSDGs普及への取り組みと未来への展望
ギルドヒーローズのSDGs普及への取り組みと未来への展望
慶應義塾大学のExecutive MBA(EMBA)プログラムから誕生したスタートアップ企業、ギルドヒーローズ社が、熊本県上天草市においてSDGs普及事業へ採択されました。ギルドヒーローズは、トレーディングカードゲーム(TCG)「ギルドヒーローズ」によるイノベーター育成プログラムを展開し、地域の未来を切り拓く人材育成を目指しています。
ギルドヒーローズとは
ギルドヒーローズ社が手掛ける「ギルドヒーローズ」は、駆け引きや戦略性を楽しむ本格的なトレーディングカードゲームですが、単なる遊びの枠を超えた要素を持っています。このゲームでは、カードの属性である「ギルド」が実際の職業をモチーフにしたデザインになっており、プレイヤーは遊びながら職業や産業について考えるきっかけを得ることができます。初心者でも楽しめるルール設計は、小学生から大人まで幅広い年齢層が楽しむことを可能にし、親子でのプレイを通じて世代を超えたコミュニケーションの場も提供します。
イノベーター育成プログラムの概要
ギルドヒーローズ社は、イノベーター育成のためのプログラムを展開し、「アントレプレナー」と「アートプレナー」という二つの人材タイプを定義します。このプログラムは、KBS(慶應義塾大学大学院経営管理研究科)の経営者やマネージャーが講師を務め、実際のビジネスの理解を深める内容となっています。また、カードゲームを通じて「見える化」を学び、具体的な課題解決に向けたクリエイティビティを育成します。
プログラムの流れ
プログラムは、次の三段階で構成されています。まず、教科書として使用される「VISIONARY 14歳の特別授業」を通じて、未来の理想形と最悪の状況について学びます。その後、学生たちは実際の企業を取材し、ビジネスと社会の関連性を理解する作業に入ります。そして最後に、キャラクターや物語を通じて課題を「見える化」することで、表現力を強化します。
SDGs普及事業の背景と今後の展望
このイノベーター育成プログラムは、地方経済総合研究所と肥後銀行との連携によって提案され、上天草市のSDGs普及事業として採択されました。これに先立ち、ギルドヒーローズ社は熊本支社を設立し、地域密着型のプログラムを開発しました。今後、上天草高校との連携を通じて、2022年12月から実証実験を開始する予定です。
地域との連携
熊本県立上天草高等学校との協力により、生徒たちが地域の課題解決に取り組む起業家教育を進め、SDGsの理解を深める意識を醸成していきます。地元企業とのコラボレーションを通じて、実践的な学びを提供し、地域経済の発展を図ります。
このプログラムで得られる知見やノウハウは、将来的な教材開発に活用される予定です。さらに、クラウドファンディングの取り組みも開始し、広く支援を募ります。子ども時代の遊びから得た経験がこのプロジェクトの基盤です。
結論
ギルドヒーローズ社のSDGsおよび地方創生への取り組みは、学生や地域住民に新たな学びの場を提供するだけでなく、持続可能な社会に向けた意識の向上に寄与するでしょう。若い世代の力で上天草市の未来を切り拓くため、今後の展開に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ギルドヒーローズ
- 住所
- 東京都千代田区神田鍛冶町3-4oak神田鍛冶町7F
- 電話番号
-
03-6739-3070