東急グループの新たな歴史を紡いだ『東急100年史』
2023年、東急グループが刊行した社史『東急100年史』が、第24回優秀会社史賞を受賞しました。この賞は、一般財団法人日本経営史研究所が主催し、1978年から隔年で優れた会社史を選考して表彰するもので、今回の受賞は、2022年4月から2024年3月末までの2年間に刊行された81社99冊の中から選ばれたものです。
社史制作の背景
『東急100年史』は、2022年9月に東急グループが創立100周年を迎えることを記念して企画されました。その目的は、関係する全てのステークホルダーに向けて、東急の歴史を客観的かつ網羅的に理解してもらうことです。また、従業員に対して、地域社会との良好な関係が先代の困難や失敗を乗り越えて成り立っていることを認識し、今後の事業展開に生かしてほしいという期待も込められています。
約50年ぶりの社史編纂であり、資料の収集が困難な中、多くの社内外の協力を得て、約10年をかけて完成に至りました。この社史は、製本版だけでなく、インターネット上で全文が閲覧可能なWEB版も制作され、高度な検索機能が搭載されているのも一つの特長です。
受賞の理由
受賞の決め手は、一連の歴史的経緯が体系的に整理され、情報公開度が高い点です。既刊の社史では触れられていない前半50年にも新たな研究成果が反映され、再構成が行われたことが高く評価されました。これにより、今まで知られていなかった東急の歴史が明らかになり、多くの人々がその価値を再認識する機会が提供されました。
東急グループの未来に向けて
東急グループは、「美しい時代へ」というスローガンのもと、豊かな生活環境の創造や社会との調和に尽力してきました。今後も、皆が求める「楽しさ」「豊かさ」「美しさ」を提供し、誰もが安心して住み続けられるまちづくりに寄与していくことを目指します。
また、『東急100年史』は、受賞の栄誉を通じて、これからも長く人々に活用され続けることを期待されています。東急の歴史を掘り下げてみたい方は、ぜひWEB版をご覧ください。
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