INFINIQが日本市場への進出を加速
韓国ソウルに本社を置く株式会社INFINIQが、2025年4月に東京ビッグサイトで開催される日本最大級のIT商業展示会「Japan IT Week 春」に出展しました。このイベントは、国内外から約1,000社が参加し、最新のITソリューションや技術が集まる場となっています。
多様なAIソリューションの展示
INFINIQは、同展示会において個人情報匿名化ソリューション「HEIDI AI Private」、映像解析技術を駆使した「HEIDI AI Guard」、そしてマルチモーダルデータアノテーションプラットフォーム「AI STUDIO」を紹介しました。
特に注目を集めたのは、来場者の顔をリアルタイムで匿名化できる「HEIDI AI Private」のデモです。このソリューションは、映像や画像における顔やナンバープレートといった個人情報をAIによって自動的にぼかし、個人のプライバシーを保護しつつデータの利活用を促進します。自動運転、医療、リテールなど幅広い業界での導入が期待されています。
「HEIDI AI Private」は日本の個人情報保護法やEUのGDPR、米国のCCPAといった国際的なプライバシー規制にも適応可能です。これにより、データの使用に関する安心感を提供します。
次に、映像解析を行う「HEIDI AI Guard」です。このソリューションは、群衆密度の解析や転倒・火災の検知といった異常の検出を可能にし、緊急時には特定の人物や車両を迅速に特定できる機能を備えています。これによって、初動対応の迅速化が図れます。
データアノテーションの革新
INFINIQが手掛ける「AI STUDIO」は、高精度なアノテーション処理を行い、質の高いAIの教師データを生成します。AIを活用した自動アノテーション機能を通して、作業の効率が飛躍的に向上し、プロジェクト管理やコミュニケーションもリアルタイムで支援します。これにより、業務の体系的な運用が実現します。
日本市場への本格進出
加えて、INFINIQは、日本市場での戦略的な拡大を目指し、日本のグローバル企業であるユニ電子株式会社と販売総代理店契約を締結しました。ユニ電子は、INFINIQの「HEIDI AI Private」を日本国内で独占的に取り扱い、マーケティング及び営業活動を展開することで、日本におけるインフラの整備を強化します。
INFINIQの代表者、パク氏は、「日本におけるAIデータ処理や個人情報保護へのニーズは急速に高まっています。この展示会を通じて、多くの日本企業との有意義な接点を築くことができました。今後も技術連携を強化し、日本市場での存在感を高めていく所存です」と述べています。
会社概要
INFINIQは、韓国のAIプラットフォーム企業として、さまざまな分野に特化したAIソリューションを提供しています。プライバシー保護や映像解析、データアノテーションにおいて、世界中の企業と協力しながら技術の進化を図っています。
URL:
INFINIQ公式サイト
ユニ電子株式会社についても、設立から数十年の歴史を持ちながら、インフラ整備に貢献している企業として注目されています。
URL:
ユニ電子公式サイト