神戸発のGodotが新たな医療AIの舞台へ踏み出す
株式会社Godot(ゴドー)は、兵庫県神戸市に本社を構えるディープテック企業で、行動科学とAIを融合したシステムを開発し、革新的なヘルスケアソリューションの提供を目指しています。この度、同社は日本貿易振興機構(JETRO)が主催する「J-StarX AI Medical Course」に採択され、米国市場への進出を果たすための新たな一歩を踏み出しました。
J-StarX AI Medical Courseとは?
このプログラムは、AI技術を用いた日本発のデジタルヘルススタートアップが米国市場で成功を収めるための支援を行うアクセラレーションプログラムです。選ばれた企業は、米国の著名な医療機関との連携を通じて、事業戦略や規制への対応、エビデンス構築、ネットワーキングに関する多くのサポートを受けることができます。これにより、米国内での感染症対策や健康管理に対するイノベーションが促進されるでしょう。
米国進出に向けた期待される効果
今回のプログラムに参加することで、Godotは以下のような効果を期待しています:
1.
米国最大級の医療機関との連携:現地のエコシステムを活用して質の高い医療サービスを構築。
2.
戦略的ネットワーキング:医療従事者や研究者、投資家、ヘルスケア企業との新たな関係構築。
3.
技術検証の加速:米国の臨床基準に即した技術検証を進め、製品の迅速な市場投入を目指します。
Godotの目指す未来
共同創業者の一宮 恵氏は、「神戸から世界に向けて、行動科学AIの可能性を追求していきたい」と語ります。神戸を拠点にしたGodotは、特に米国市場におけるデジタルトランスフォーメーションを促進し、患者中心の医療を実現することを目指しています。人間の認知に基づいた行動科学の応用は、様々な社会的課題の解決につながります。これには質の高い医療データと戦略的パートナーとの協働が不可欠です。
Godotについて
2022年に設立されたGodotは、行動科学とAIを組み合わせた技術を開発し、人々がウェルビーイングを追求できる社会の実現を掲げています。彼らの取り組みは国内外で評価されており、Forbes JAPANの「JAPAN’S AI 50」に選出されたり、国連の「WHO WPRO Innovation Challenge」にも入賞するなど、国際的にも注目されています。さらに、2025年にはAIマネジメントシステムの国際規格ISO/IEC 42001:2023の日本初取得を目指しており、その成長は今後も続くでしょう。
まとめ
株式会社Godotの新たな取り組みは、日本だけでなく世界中の医療現場においても注目されています。今後の活躍に期待が寄せられる中、米国市場での成功に向けて、神戸からの挑戦が始まります。