栃の実の網膜保護効果
2018-06-04 15:00:33
栃の実ポリフェノールが眼の健康を守る!光障害から網膜を保護する驚きの効果とは?
栃の実ポリフェノールが眼の健康を守る!光障害から網膜を保護する驚きの効果
現代社会において、パソコンやスマートフォンの普及により、私たちの目は日常的に強い光刺激を受けています。加齢や喫煙といった要因も加わり、眼は酸化ストレスにさらされ、機能低下に繋がることが懸念されています。
そんな中、注目を集めているのが「栃の実」に含まれるポリフェノールです。栃の実は、古くから食用や工芸品に使われてきた身近な素材ですが、近年、その成分に光障害に対する網膜保護作用があることが明らかになりました。
島根大学との共同研究で解明された網膜保護メカニズム
この研究は、(株)〇〇(会社名非公開)と島根大学医学部眼科学講座との共同研究によって行われました。長年にわたる研究の結果、栃の実の皮に含まれるポリフェノールが、光照射による網膜の損傷を抑制することが確認されました。
具体的には、栃の実ポリフェノールを摂取することで、光照射による網膜脂質の酸化、網膜機能の低下、そして組織損傷を抑制できることが示されました。さらに、その効果の鍵を握るのが、栃の実ポリフェノールに含まれる「A-タイププロアントシアニジン」という成分であることも判明しました。この成分が、網膜保護作用に大きく貢献していると考えられています。
国際学術誌「Nutrients」への掲載と博士号取得
この画期的な研究成果は、国際学術誌『Nutrients』に掲載され、世界的に注目を集めています。研究の中心人物である石原朋恵氏は、この研究成果により、島根大学より博士(医学)の学位を取得されました。
未来への展望:新たなアイケア素材の開発
今回の研究成果は、新たなアイケア素材開発への大きな一歩となります。今後、栃の実ポリフェノールを活用した、より効果的な眼の健康維持のための製品開発が期待されています。現代人の眼の健康を守る、革新的なアイケア製品の誕生に期待が高まります。
栃の実ポリフェノールに関する詳細情報
論文名:Protective effect of highly polymeric A-type proanthocyanidins from seed shells of Japanese horse chestnut (Aesculus turbinata BLUME) against light-induced oxidative damage in rat retina.
著者名:Tomoe Ishihara, Sachiko Kaidzu, Hideto Kimura, Yasurou Koyama, Yotaro Matsuoka and Akihiro Ohira
掲載誌:Nutrients, 10巻 (2018年)
オンライン公開日:2018年5月10日
* 論文URL:http://www.mdpi.com/2072-6643/10/5/593
まとめ
パソコンやスマートフォンが普及した現代社会において、眼の健康維持は重要な課題となっています。栃の実に含まれるポリフェノールは、光障害から網膜を守る効果が期待できる画期的な成分です。この研究成果を基に、更なる研究開発が進み、私たちの眼の健康を守り、未来のアイケアに貢献することが期待されます。
会社情報
- 会社名
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寿製菓株式会社
- 住所
- 鳥取県米子市旗ケ崎2028
- 電話番号
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0859-22-7456