秋田県が目指す新しい教育シェアモデルとは？地域の活性化に向けた挑戦

秋田県の教育シェア宣言: 地域活性化への新たな挑戦

秋田県は2017年4月、人口が100万人を下回り、少子高齢化が進む中で全国トップクラスの教育資産をシェア（共有）することを発表しました。この「教育シェア宣言」は、地域に滞在し教育に関わる人々を多様なスタイルで受け入れることを目的としています。この取り組みは、地域への新しい関わり方を創造し、秋田の未来を明るくする一手となることを目指しています。

「ドチャベン」とは何か？

「ドチャベン」とは、「土着ベンチャー」を略した言葉で、秋田から革新的な事業を生み出すためのプログラムです。この取り組みは2015年にスタートし、今回は3回目の開催となります。2017年は「教育×シェア」をテーマにし、新しい地域社会モデルを模索する事業アイデアを募集しています。

この取り組みによって、秋田の豊かな教育資産を世界へと広めることを目指しています。参加者からの革新的なアイデアの受け付けは、地域の可能性を大いに引き出すものとなるでしょう。

ドチャベン2017のスケジュール

「ドチャベン2017」は以下の3つの主要なプログラムから成り立っています。

1. イベント・現地ブートキャンプ（2017年8月～10月）
教育シェアをテーマにしたイベントを東京と秋田で開催し、様々な実践者との交流を深めます。

2. ビジネスプランコンテスト（2017年10月～11月）
秋田を拠点に事業創造を目指す方々によるビジネスプランの発表が行われます。

3. 起業家支援プログラム
選ばれたチームに対し、専門家のアドバイスを受けながら事業開発の支援を行います。

これらのプログラムは、田舎発をキーワードに、地域の魅力を活かしたビジネス創出を推進します。

8月～9月のイベント概要

8月から始まる「イベント・現地ブートキャンプ」では、「教育×シェア」をテーマにした全5回のイベントを開催します。対象者には、教育シェアの先駆者やシェアリングエコノミーの実践者が招かれ、アイデアの実現に向けた情報を共有します。

以下にイベントの詳細を記載します。

オリエンテーション

日程: 2017年8月4日（金） 20:00～21:30
内容: 教育シェア宣言とプログラム全体の説明、トークセッション「地方×シェアの可能性」。

シェアリングエコノミーの最新動向と、学びの民主化

日程: 2017年8月22日（火） 19:00～21:00
講師: 藤本崇氏（ストリートアカデミー）など。

教育シェア×ワイルドアイデア創出

日程: 2017年8月23日（水） 19:00～22:00
講師: 山口高弘氏（GOB Incubation Partners）など。

学びのモビリティ化

日程: 2017年8月24日（木） 19:00～21:00
講師: ミネルバ大学の学生。

グローバル社会の学び、秋田の教育資産の可能性

日程: 2017年9月11日（月） 19:00～21:00
講師: 高橋一也氏（工学院大付属中学校・高等学校教諭）。

プロジェクト体制

「ドチャベン」の主催は秋田県で、企画運営はハバタク株式会社が担当します。さらに、一般社団法人シェアリングエコノミー協会や株式会社ガイアックスの協力を得て、プログラムが運営されます。これらの取り組みを通じて、秋田県は教育と地域の新たな形を作っていくことでしょう。

詳しい情報や申し込みはドチャベン公式ウェブサイトをご覧ください。