シェフラーが新型リニアアクチュエーター「EWELLIX EMA-80M」を発表
シェフラーは2026年2月5日、シュヴァインフルトにおいて、医療技術向けのリニアアクチュエーター「EWELLIX EMA-80M」を発表しました。この新製品は医療用画像診断装置や手術室向けのアプリケーションに特化したもので、高出力かつコンパクトな設計が特徴です。
EWELLIX EMA-80M の特長
EMA-80Mは最大推力20,000N、最高速度25mm/sを実現しており、従来の製品と比べて性能が大幅に向上しています。特に、静粛性と滑らかな動作が両立されている点が医療現場には大きな利点です。この新型リニアアクチュエーターは、高さ調整が可能な検査台や処置台の設計を大幅に簡素化し、システム全体のコスト削減にも寄与します。
シェフラーのメディカルプロダクト担当マネージャー、Christian Mangoldは「EMA-80Mの導入により、当社の医療機器製品ラインナップは一段と充実しました。様々なプラットフォームに応じた高性能のアクチュエーターを提供できることで、顧客のニーズに応えることができます」と述べています。
医療技術への貢献
医療技術分野では、効率性や静粛性が求められています。「EWELLIX EMA-80M」は、これらの要求に応えるために開発されました。CTやMRI画像診断システムに向けた検査台での使用を想定したこの製品により、メーカーはより高出力でコンパクトなソリューションを手に入れることができます。これにより、従来型の油圧シリンダーやリニアアクチュエーターの並列使用が不要になります。
さらに、EMA-80Mはオイルフリーかつメンテナンスフリーな特性を持っているため、運用コストの低減にも貢献します。この新製品は、限られた設置スペースであっても優れた性能を発揮し、効率的な運用を可能にします。
安全性と耐久性
EMA-80Mの設計には耐久性が徹底的に追求されており、一般的な市場製品と比べて大幅に長寿命化を実現しています。また、国際的な技術規格であるIEC 60601-1のすべての要件を満たすだけでなく、最大荷重の4倍で静的荷重試験を実施しています。停電時には手動で緊急操作が可能で、安全性を確保するための特許出願中の機械式ブレーキも統合されています。
コンパクトな設計
このリニアアクチュエーターは、シザーリフト式や並行リンク式の昇降機構に容易に組み込むことができ、最低位高さを低く保つことができます。また、選択できる位置フィードバックシステムには、磁気センサーや光学式エンコーダー、機械式アブソリュートエンコーダーが含まれています。防塵・防水性能はIP65M保護等級に準拠しており、あらゆるニーズに応える設計がされています。
シェフラーは今後も医療技術分野において革新を続け、「EWELLIX EMA-80M」を通じてさらなる市場の成長を目指しています。詳しい製品情報は、シェフラーの公式ウェブサイトで確認できます。
*本記事は2026年2月5日にドイツ・シュヴァインフルトにおいて英語で発表されたプレスリリースの内容を基にしています。