ESD保護ダイオードの革新
2026-03-26 11:01:31

高性能ESD保護ダイオード「RESDxVxシリーズ」の革新とその応用

高性能ESD保護ダイオード「RESDxVxシリーズ」の革新とその応用



ローム株式会社が新たに発表した「RESDxVxシリーズ」は、業界で最も優れた低ダイナミック抵抗と超低容量特性を両立したESD保護ダイオードです。この新製品は、特に10Gbpsを超える高速通信インターフェースに対応し、信号劣化を抑えつつ、ICへの強力な保護を提供します。

高速通信時代に必要なESD保護機能



今日のデジタル社会では、AIサーバーや5G/6G通信機器、ノートPC、ゲーム機といった幅広いアプリケーションにおいて、高速データ通信が求められています。しかし、高速通信においては、わずかな寄生容量の影響も大きく、信号の品質が損なわれる可能性があります。そこに必要なのがロームのRESDxVxシリーズです。

このシリーズは、端子間容量がわずか0.24pF(双方向)および0.48pF(単方向)という超低値を実現しつつ、ダイナミック抵抗を0.28Ωまで低下させました。この特性により、約40%のクランプ電圧抑制を達成し、高いIC保護性能を提供します。

幅広いアプリケーション



このダイオードは、AIサーバーやデータセンター、ルーター、光トランシーバー、さらには民生機器としてのPC、スマートフォン、ゲーム機にも使用されます。また、ADAS(先進運転支援システム)やAD(自動運転)用のカメラ、ECU(電子制御ユニット)など、自動車関連機器においても、道路や信号環境に対応した安全性を確保することが可能です。

ロームはさらに、DFN1006-2Wパッケージを採用したモデル「RESDxVxBASAFH」と「RESDxVxUASAFH」を展開しており、これらは車載信頼性規格のAEC-Q101にも準拠しています。このように、車載機器への応用拡大にも力を入れています。

量産と入手方法



RESDxVxシリーズは、2026年3月から本格的に量産を開始する予定です。サンプル価格は税抜きで70円/個。購入はROHM Online Storeをはじめ、チップワンストップやコアスタッフオンラインなど、様々なインターネット販売サイトから可能です。今後も他のネット商社でも順次販売が開始される見込みです。

今後に向けて



ローム株式会社は引き続き、ESD保護ダイオードのラインアップを強化し、高速通信時代における信号劣化対策を推進していきます。特に、デジタル社会の安心・安全な環境を実現するために、エレクトロニクス技術への貢献を目指します。

高機能化が進む現在、ICの過電圧およびESD耐性が求められる中、RESDxVxシリーズは新たなブレークスルーを提供することでしょう。今後の展開から目が離せません。


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会社情報

会社名
ローム株式会社
住所
京都府京都市右京区西院溝崎町21
電話番号
075-311-2121

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