ドコモとCARTA HDの提携
2025-08-15 16:51:54

ドコモがCARTA HDの株式を公開買付けし業務提携を強固に

ドコモ、CARTA HOLDINGSの株式公開買付けを発表



株式会社NTTドコモは、2025年8月18日からCARTA HOLDINGS(以下、CARTA HD)の普通株式および新株予約権に対する公開買付けを開始すると発表しました。この買付けは、CARTA HDを連結子会社化し、より強固な業務提携を築くための重要なステップと位置付けられています。

CARTA HDの概要と公開買付けの目的



CARTA HDはデジタルマーケティング支援事業を展開する企業で、現在の日本のマーケティング市場において重要な役割を果たしています。ドコモは、2021年に発表した「新ドコモグループ中期戦略」を基に、デジタルマーケティング領域での更なる成長を目指しています。公開買付けでは、CARTA HDの株式3,425,400株以上の取得を目指しており、これによりドコモと電通グループがCARTA HDの株式100%を取得し、完全子会社としての地位を確立します。

実施期間は2025年8月18日から2025年9月16日までの21営業日。株式1株につき2,100円、新株予約権は各40,800円での買付けが予定されています。このプロセスにより、CARTA HDの非公開化が進められ、ドコモグループのデジタルマーケティングへの取り組みが一層強化されます。

マーケティングDXの動向と必要性



現代の企業はAIやデータ活用によって、マーケティングのプロセスを進化させていますが、日本のマーケティング市場ではデータの使用において依然として課題が存在します。特に、さまざまなデータソースが断片的に存在し、それらを統合して活用することが難しい状況でした。このような背景の中、ドコモはCARTA HDとの連携を深めることで、IDに紐づいた大規模な生活者データを用いたシームレスなマーケティングを実現しようとしています。

これにより企業は、より効率的なマーケティング戦略を立案し、実行することが可能になります。ドコモは約1億の会員基盤を持ち、それを活かしたマーケティングプラットフォームの構築を目指しています。

取引後の展望



公開買付けが成立し、CARTA HDの完全子会社化が実現すれば、これまで以上に強固なデジタルマーケティングソリューションが提供されることが期待されます。ドコモと電通グループの協力により、日本のマーケティング市場の変革を促進し、企業の競争力向上に貢献することが狙いです。

式の閉じる前に、ドコモはCARTA HDに対して、株式併合手続きを求める予定です。これによりCARTA HDの株主がドコモおよび電通グループのみとなることが計画されています。この流れは、CARTA HD株式の上場廃止を伴い、ドコモの連結子会社としての愛能を持って市場でのプレゼンスを高めることになるでしょう。

結論



今回の公開買付けを通じて、ドコモはデジタルマーケティングの支援強化に向けた新たな一歩を踏み出します。CARTA HDの資源とドコモの強力なプラットフォームを生かすことで、両社の成長は加速し、AI時代における企業のマーケティング進化が加速することが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社NTTドコモ
住所
東京都千代田区永田町2丁目11番1号山王パークタワー
電話番号

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