自然電力グループ、マレーシアで新規太陽光発電プロジェクトを始動
自然電力株式会社(福岡市)は、マレーシアでの事業をさらに押し進めています。Shizen Malaysia Sdn. Bhd.が中心となり、29.99 MWacの太陽光発電プロジェクトを推進するコンソーシアムを形成。最近、金融調達を完了し、Googleとの間で電力購入契約(PPA)を結びました。この成果は、成長著しいマレーシア市場での重要なマイルストーンです。そして、これにより多くの企業が脱炭素化を活達するための一助となることが期待されています。
クリーンエネルギーへのシフト
Googleの事業運営においてもカーボンフリーエネルギーを重視しており、このプロジェクトはその目標を具体化するものです。発電所から生み出されるエネルギーを直接Googleに供給することで、リアルタイムでのカーボンフリーな電力消費を実現します。2030年には、マレーシア全体で再生可能エネルギー比率を70%まで引き上げることを目指す国家エネルギー移行ロードマップ(NETR)の達成にも繋がります。
国境を越えた貢献
このプロジェクトは、日マ間の脱炭素化における外交の重要性を再確認させるもので、地域密着型の高い専門家が集結し、地域経済と雇用の促進にも寄与します。Shizen Malaysia、Solarvest Asset Management、HSS Engineeringの協力を得て、クリーンエネルギー分野での新たな価値創出を目指しています。
自然電力の地域戦略
自然電力にとって、マレーシアは重要な市場です。CEOの川戸健司氏は、マレーシア市場の成長に向けた強化意欲を語っています。これまでにも、Top GloveやHoktoなど、他の日本企業とも連携しつつ、国内外での電力購入市場でのリーダーシップを高めています。
事業会社の構成
この29.99 MWacのプロジェクトは、ケダ州グルンに位置し、2025年の運転開始を目指しています。事業会社はShizen Malaysia(49%)、Solarvest(33%)、HSS(18%)により運営され、主要な資金調達はユナイテッド・オーバーシーズ銀行マレーシアが行います。
今後の展望
自然電力は、国内外での企業の再生可能エネルギー導入をさらに加速させることで、持続可能な社会実現を目指します。これらのプロジェクトによって、地域経済と環境保全の両立を図り、国際的な事業展開にも力を入れていく方針です。この取り組みを通じて、クリーンエネルギーの未来を切り拓いていきます。